「 空 」
青芝生睡魔に雲を楽しめず 蝉坊
青空に胸膨らませた若い夏 霜降
空き缶で遊んだ日々はセピア色 駄作
秋空はいわしにうろこ魚(うを)尽くし 猫じゃ猫じゃ
暗雲を背に大臣の大看板 蝉坊
石破さん野党面して委員会 蝉坊
うまい空気深呼吸でも太りそう 蚤助
うるさ方隣りの席はいつも空く 蚤助
運動会雨雨降れと肥満児が 小心居士
★★★ お互いに空耳増えて見つめ合う 純一
お出かけを妻子も隠す雨夫 小心居士
海峡を往く白鳥へパカパカー! 蝉坊
(ロシア語で「さよなら!またね!」の意)
神様はきっと見てると夜空見る 純一
空っぽの頭が重い曇り空 篤子
空っぽのオツムになんで入らんの 蚤助
カラになる前に付け足す気の弱さ 孤衾若衆
空の巣を一網打尽スズメバチ 篤子
空瓶を並べて測る腹回り 孤衾若衆
空振りの人生だけど孫当たり 篤子
虚偽だらけスカイラインが哭いている 純一
★★ 空気読む達人なのに今独居 純一
空港で買った土産で重さ超え 芳男
公約は当落どちらも空手形 小心居士
声をかけ空似と気づき知らん顔 小心居士
この村は忖度ヒラメの縄張りで 蝉坊
ゴミ置場昨夜の缶と瓶と彼 蝉坊
サングラス空の頭によく似合う 蚤助
下町の路地からがいいスカイツリー 蝉坊
酒気帯びに命託し空の旅 裕雅
出張もオーバーブッキングで空手形に 裕雅
新婚のころは太陽いま空気 蚤助
死んだあと飛行機雲でゴーハワイ 霜降
新緑の過疎地の空に鯉のぼり 蚤助
人類が初めて見た月眺めてる 孤衾若衆
好きな娘(こ)の前では空気薄くなる 蚤助
棄てたのに壁見てしまう掛時計 蝉坊
スマッシュが空を切って準優勝 篤子
政治家も外注したい信頼度 蝉坊
前後から鳴り響く鐘空のクジ 芳男
送別会重い空気の地方行き 小心居士
空かけて飛行機雲になった友 猫じゃ猫じゃ
空々し記憶にないを繰り返す 猫じゃ猫じゃ
空の青鬱の気分をすわせてね 篤子
空弁で行った気になる安い旅 霜降
対岸のカリフォルニアの赤い空 蝉坊
隊をなし平和の空を訓練機 ちどり
ちょうど良い干し芋できる秋の空 芳男
停電の電子マネーは絵空事 ちどり
天高く妻だけ肥ゆる秋が来た 小心居士
点滴も空気も重く夜が更ける ちどり
電灯を消して星空オンにする 蚤助
難問の前で脳みそ空回り 孤衾若衆
ニッサンに乗りセキスイに住むローン 蝉坊
日本晴れ「空よ」を鼻が唄う朝 蝉坊
発表会義理で空席埋めにいく 蚤助
パワハラを楽しむだけの白い家 蝉坊
フラミンゴ翔び発つ群に墜ちるもの 蝉坊
北斗星少しずらして季節替え 孤衾若衆
星語り都心は無理と自慢され 純一
「 歩 」
脚がつれ釣りに行けない太公望 蝉坊
アメリカの白黒みんな外来種 蝉坊
歩きたくないよ今日は万歩計 篤子
一日中タクシー乗って筋肉痛 孤衾若衆
一万にこだわり歩幅狭くなる 純一
いちゃもんをつけに世界をゆくカード 蝉坊
一歩づつ歩んだ結果ヒラのまま 小心居士
一歩また一歩歩まん狭窄症 蝉坊
裏のない力士で宇良がたまらない 蝉坊
駅伝でいざり歩みは誰のとが 猫じゃ猫じゃ
遅くても地に足つけてまだ生きる 純一
親孝行でした初立ち初歩き 蝉坊
カミさんに呼ばれ連れられバーゲンに 小心居士
キャラバンを思い出させるベンチャーズ 蝉坊
★★ 口数も計ってほしい万歩計 蚤助
暗い朝職質受けるウォーキング 純一
公園に歩きスマホでパパ子守り 裕雅
★ 高齢の五十歩百歩は大きな差 孤衾若衆
ゴーンゴーン時は過ぎ行く除夜の鐘 蝉坊
散歩する犬が引きずる肥満体 蚤助
★ 散歩道今日のピアノも同じ曲 蚤助
散歩道年寄りたちをごぼう抜き 霜降
すねた歩も裏返したら金になる 孤衾若衆
そのあまり重きに泣きて車椅子 蝉坊
その一歩ダイエットなの承知です 篤子
頼られるマイPCの疲れ気味 蝉坊
地下鉄の乗り換えやたら歩かせる 蚤助
「長征」を御存知ですか大統領 蝉坊
次の歩をどこへ置こうか崖っぷち 蚤助
妻と子と歩いた足にニベア塗る 霜降
何事も一歩が大事それが出ず 芳男
成り金の歩を握りしめ勝ち逃す 篤子
二歩進み三歩さがれば後がない 猫じゃ猫じゃ
乗り越せば歩いて来てよと凄まれる 芳男
弾む日は影颯爽と前を行く ちどり
八甲田青森歩兵五連隊 蝉坊
晩秋もまだ夏休み歩数計 ちどり
ひと駅を歩くライブの余韻連れ 蚤助
「歩」のままで終えた人生悔いはなし 駄作
歩はいいなひっくり返ると偉くなる 小心居士
放蕩し歩に戻れなくなる成った金 芳男
歩道橋ないが歩道も時間切れ 孤衾若衆
★★★ 孫一歩12センチが踏む地球 ちどり
孫と爺歩く影に勢い映す 裕雅
マンションになっちゃったんだあの傘屋 蝉坊
未満児の手と手を握る母笑顔 孤衾若衆
無理をして歩いた疲れ二日後に 小心居士
もふもふの mof は可愛いのだけれど 蝉坊
予知不能歩きスマホの後避ける 純一
酔っ払うパパによく似た初歩き 蚤助
来世には知らぬ同士で歩きたい 小心居士
老夫婦歩み寄る知恵豊かなり 純一
12月のお題/毎月25日締切り
1.「 年 」 2.「 願い 」
出題・裕雅さん
五十音順 / 会員による互選
★★★=天,★★=地,★=人
互選結果は翌月公表
《 関連 gooブログ 》
ただの蚤助「けやぐの広場」
川柳と音楽、映画フリークの独り言。
http://blog.goo.ne.jp/keyagu575
蝉坊「けやぐの道草横丁」
身のまわりの自然と工芸、
街あるきと川柳や歌への視点
http://blog.goo.ne.jp/keyagu0110
青芝生睡魔に雲を楽しめず 蝉坊
青空に胸膨らませた若い夏 霜降
空き缶で遊んだ日々はセピア色 駄作
秋空はいわしにうろこ魚(うを)尽くし 猫じゃ猫じゃ
暗雲を背に大臣の大看板 蝉坊
石破さん野党面して委員会 蝉坊
うまい空気深呼吸でも太りそう 蚤助
うるさ方隣りの席はいつも空く 蚤助
運動会雨雨降れと肥満児が 小心居士
★★★ お互いに空耳増えて見つめ合う 純一
お出かけを妻子も隠す雨夫 小心居士
海峡を往く白鳥へパカパカー! 蝉坊
(ロシア語で「さよなら!またね!」の意)
神様はきっと見てると夜空見る 純一
空っぽの頭が重い曇り空 篤子
空っぽのオツムになんで入らんの 蚤助
カラになる前に付け足す気の弱さ 孤衾若衆
空の巣を一網打尽スズメバチ 篤子
空瓶を並べて測る腹回り 孤衾若衆
空振りの人生だけど孫当たり 篤子
虚偽だらけスカイラインが哭いている 純一
★★ 空気読む達人なのに今独居 純一
空港で買った土産で重さ超え 芳男
公約は当落どちらも空手形 小心居士
声をかけ空似と気づき知らん顔 小心居士
この村は忖度ヒラメの縄張りで 蝉坊
ゴミ置場昨夜の缶と瓶と彼 蝉坊
サングラス空の頭によく似合う 蚤助
下町の路地からがいいスカイツリー 蝉坊
酒気帯びに命託し空の旅 裕雅
出張もオーバーブッキングで空手形に 裕雅
新婚のころは太陽いま空気 蚤助
死んだあと飛行機雲でゴーハワイ 霜降
新緑の過疎地の空に鯉のぼり 蚤助
人類が初めて見た月眺めてる 孤衾若衆
好きな娘(こ)の前では空気薄くなる 蚤助
棄てたのに壁見てしまう掛時計 蝉坊
スマッシュが空を切って準優勝 篤子
政治家も外注したい信頼度 蝉坊
前後から鳴り響く鐘空のクジ 芳男
送別会重い空気の地方行き 小心居士
空かけて飛行機雲になった友 猫じゃ猫じゃ
空々し記憶にないを繰り返す 猫じゃ猫じゃ
空の青鬱の気分をすわせてね 篤子
空弁で行った気になる安い旅 霜降
対岸のカリフォルニアの赤い空 蝉坊
隊をなし平和の空を訓練機 ちどり
ちょうど良い干し芋できる秋の空 芳男
停電の電子マネーは絵空事 ちどり
天高く妻だけ肥ゆる秋が来た 小心居士
点滴も空気も重く夜が更ける ちどり
電灯を消して星空オンにする 蚤助
難問の前で脳みそ空回り 孤衾若衆
ニッサンに乗りセキスイに住むローン 蝉坊
日本晴れ「空よ」を鼻が唄う朝 蝉坊
発表会義理で空席埋めにいく 蚤助
パワハラを楽しむだけの白い家 蝉坊
フラミンゴ翔び発つ群に墜ちるもの 蝉坊
北斗星少しずらして季節替え 孤衾若衆
星語り都心は無理と自慢され 純一
「 歩 」
脚がつれ釣りに行けない太公望 蝉坊
アメリカの白黒みんな外来種 蝉坊
歩きたくないよ今日は万歩計 篤子
一日中タクシー乗って筋肉痛 孤衾若衆
一万にこだわり歩幅狭くなる 純一
いちゃもんをつけに世界をゆくカード 蝉坊
一歩づつ歩んだ結果ヒラのまま 小心居士
一歩また一歩歩まん狭窄症 蝉坊
裏のない力士で宇良がたまらない 蝉坊
駅伝でいざり歩みは誰のとが 猫じゃ猫じゃ
遅くても地に足つけてまだ生きる 純一
親孝行でした初立ち初歩き 蝉坊
カミさんに呼ばれ連れられバーゲンに 小心居士
キャラバンを思い出させるベンチャーズ 蝉坊
★★ 口数も計ってほしい万歩計 蚤助
暗い朝職質受けるウォーキング 純一
公園に歩きスマホでパパ子守り 裕雅
★ 高齢の五十歩百歩は大きな差 孤衾若衆
ゴーンゴーン時は過ぎ行く除夜の鐘 蝉坊
散歩する犬が引きずる肥満体 蚤助
★ 散歩道今日のピアノも同じ曲 蚤助
散歩道年寄りたちをごぼう抜き 霜降
すねた歩も裏返したら金になる 孤衾若衆
そのあまり重きに泣きて車椅子 蝉坊
その一歩ダイエットなの承知です 篤子
頼られるマイPCの疲れ気味 蝉坊
地下鉄の乗り換えやたら歩かせる 蚤助
「長征」を御存知ですか大統領 蝉坊
次の歩をどこへ置こうか崖っぷち 蚤助
妻と子と歩いた足にニベア塗る 霜降
何事も一歩が大事それが出ず 芳男
成り金の歩を握りしめ勝ち逃す 篤子
二歩進み三歩さがれば後がない 猫じゃ猫じゃ
乗り越せば歩いて来てよと凄まれる 芳男
弾む日は影颯爽と前を行く ちどり
八甲田青森歩兵五連隊 蝉坊
晩秋もまだ夏休み歩数計 ちどり
ひと駅を歩くライブの余韻連れ 蚤助
「歩」のままで終えた人生悔いはなし 駄作
歩はいいなひっくり返ると偉くなる 小心居士
放蕩し歩に戻れなくなる成った金 芳男
歩道橋ないが歩道も時間切れ 孤衾若衆
★★★ 孫一歩12センチが踏む地球 ちどり
孫と爺歩く影に勢い映す 裕雅
マンションになっちゃったんだあの傘屋 蝉坊
未満児の手と手を握る母笑顔 孤衾若衆
無理をして歩いた疲れ二日後に 小心居士
もふもふの mof は可愛いのだけれど 蝉坊
予知不能歩きスマホの後避ける 純一
酔っ払うパパによく似た初歩き 蚤助
来世には知らぬ同士で歩きたい 小心居士
老夫婦歩み寄る知恵豊かなり 純一
12月のお題/毎月25日締切り
1.「 年 」 2.「 願い 」
出題・裕雅さん
五十音順 / 会員による互選
★★★=天,★★=地,★=人
互選結果は翌月公表
《 関連 gooブログ 》
ただの蚤助「けやぐの広場」
川柳と音楽、映画フリークの独り言。
http://blog.goo.ne.jp/keyagu575
蝉坊「けやぐの道草横丁」
身のまわりの自然と工芸、
街あるきと川柳や歌への視点
http://blog.goo.ne.jp/keyagu0110