初夢や 辛に一足せば 幸なり
私なりに、今年の干支(辛卯 かのと・うさぎ)からこの一年を考えてみたいと思います。
「辛」は、今まで下に伏在していた活動エネルギーがいろんな矛盾・抑圧を
排除し、敢然として上に出現する形で、昨年の「庚」をつぐ革新を
意味する。昨年より深刻切迫である。
その際殺傷を生ずることもあるので、斎戒を要する。
「卯」は、兎よりも茆(かや)のほうである。卯は良い意味では、繁栄・繁茂
であるが、悪くすると紛糾し動き取れなくなることを意味する。
この一年
政権政党の民主党を始め各政党は、昨年を受けて斎戒し、党利党略や
私利私欲ではなく滅私奉公の気持ちをもって国益を優先し、将来を
見据えた革新的な判断・行動をともなう政策を実行し、日本を繁栄に導き、
将来に光明が見出せる一年としなければならない。
そうしないと、下からの突き上げで色々な事で紛糾し、内政・外交が停滞し
国民が辛い目にあうことになる。
事態は、昨年よりも深刻・切迫していることを自覚しなければならない。
「辛」という字は、「一」を加えれば「幸」になります。
私たちもしっかりと責任を果たし、最悪の事態にならないような政治を信じ、
「幸」で終われることを祈りたいと思います。
(安岡正篤氏著書「干支の活学」を引用しています。)
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます