習ひつつ見てこそ習へ習はずに善悪いふは愚なりけれ
茶道のお稽古をするときは、自分のお稽古は大切ですが、
ほかの人のお稽古を見ることも大切です。
私はお稽古に行ったら数人の方のお稽古をみます。私のお稽古場は、
初心者から免状を持っている人までが順不同で来た順にお稽古を
しますので、非常に勉強になります。
私の経験では、自分で次はどうするかをイメージしながら、
自分より上手な人のお稽古を見ることが上達の近道だと思います。
茶道をどうのこうのと批評することは容易です。
しかし、自分が茶道を習うことなく、よく理解しないで批評するのは、
本当の批評が出来ないので人を納得させることは難しいでしょう。
このような批評をすることは、愚かなことです。
これは、全てのことについていえると思います。
我々も、何かを批評するときは注意したいですね。
(これは、私の個人的な解釈です。)