写真をまじえながら綴る日々の記録

地域活動、趣味など日々の暮らしの出来事を日記代わりに掲載しています。

茶道 雑感!!利休百首その二十二

2012-01-30 17:08:28 | 茶道

 窓の雪松風聞こゆ湯気たちて

 

筒茶碗深き底よりふき上り重ねて内へ手をやらぬもの

 

筒茶碗は今頃(寒中)に使用します。

私も、120日と27日に筒茶碗でお点前の稽古をしてきましたが、

お稽古の期間が限られますので、なかなか覚えられません。

困ったものですね。

一般的な茶碗の点前との違いは

茶碗をお湯で温めるための茶巾絞り、

茶碗の拭き方

茶筅通しやお茶を点てる時に筒茶碗を傾ける

底を持ってお湯や水を建水に捨てる

等があります。

特に、茶碗の拭き方

一般的な茶碗は、茶巾で縁を拭いてから中を拭きます。

筒茶碗を拭くときは、茶巾で底を拭いてから縁を拭きます。

これは、縁を先に拭くと、底を拭くときに手が内部に触れる

からです。

(筒茶碗は、径がそんなに大きくありませんので、どうしても

 手が内側に触れます。)

 

具体的には、

茶巾を右手人差し指と中指で挟んで持ち底を拭きます。その後、

茶巾の端を二本の指で持ち上げ茶碗の縁にかけ3回で拭いてから

右手・茶巾は茶碗に置いたまま左手とともに下します。

それから茶巾を茶碗からとり蓋上に置きます。

 

茶巾絞りは、

  筒茶碗(寒中:茶巾を絞り直している間に茶碗を温める)と

  平茶碗(夏季:茶巾を絞り直している間に茶碗を冷やす)の

  ときに行います。

 

(これは、私の個人的な解釈です。)


男の料理教室!!

2012-01-29 21:33:01 | 日記

 寒さ中エプロン着けてにぎやかに

この冬最大の寒気で雪が続いています。

この寒さにも負けず、本日(1月29日)「男の料理教室」に参加してきましたよ。

昨年も参加して、「三枚おろし」と「イカのさしみ」を習得し家庭で実践し喜ばれています。

 今日は、6品をわいわい言いながら作りそして食べてきました。美味しかったですよ

私は、「ほうれん草の白和え」を担当しました。

豆腐は、お鍋で水から入れて沸騰するまで茹でてから水切りをしました。

茹でたほうれん草を切ってから絞り方が足りなかったので、少し軟らかめになりましたが、

味は上々だったと思います。

   しらすごはん

   さんまの辛味ソース

   ほうれん草の白和え

   やまかけ

   沢煮椀

   豆腐団子のフルーツポンチ

近いうちに、我が家でも作ってみたいと思いますが、家族にとっては

(携帯電話で撮りましたので、うまく写っていませんが、クリックし拡大してご覧ください。 )

         


茶道 雑感!!利休百首その二十一

2012-01-25 20:02:24 | 茶道

 

廣き茶入の茶をば汲むと云狭き口をばすくふとぞ云

 

汲む」「すくふ」というのはを言わんとするのか。

言葉の意味を調べると、「くむ」は、主として液体に対して用いるが、「すくう」は、液体の中から他の物を取り出すときにも用いるとあります。

茶は液体ではありませんが、液体を「汲む」ときの気持ちと液体の中から他の物を「すくう」ときの気持ちは明らかに違います。

「すくう」ときには、取り出すものをこぼさないように注意しませんか。

 何故、このように言い分けたのか、真意はわかりませんが、この微妙な心の持ち方の違いを意識しないさいと言うことなのですかね。

 

 

(これは、私の個人的な解釈です。)


茶道 雑感!!利休百首その二十

2012-01-14 18:08:48 | 茶道

大海をあしらふ時は大指を肩にかけるぞ習ひなりける

 

大海(たいかい)

大海という名前は、茶入の口が大きいことに由来しています。

大ぶりで、口が広く、やや扁平な平丸型で丈が低い茶入ですので、

横から持ったままでは、不安定で蓋の扱いに無理があります。

 

大海でお茶を入れるときのあしらいは、「左手で上から半月に持って、茶杓を持った右手であしらい、左手のひらにのせ、左手の親指を茶入れの肩にかけて、右手で蓋をとり茶をすくいます。

このようにして持てば、茶入れが手のひらの上で安定するということです。

 

(これは、私の個人的な解釈です。)


農事日誌 12!!

2012-01-13 15:33:02 | 日記

夕日さす雪の立山畑に立つ

 

昨日(1月12日)畑に大根を堀に行きました。

立山連峰が夕日に照らされくっきりと綺麗に見えました。

 

大根は、雪に埋もれているので掘り起こしました。

葉っぱはほとんど駄目でしたが、太いりっぱな大根がとれましたので、私が漬物にします。

漬物のレシピは後日掲載します。

 

  立山連峰

 

高速道路越しに見る夕日


初釜 雑感!!

2012-01-12 19:35:48 | 茶道

 

19日 先生の所で初釜があり外人さんが参加しました。昨年秋からお稽古に通っています。今年秋には帰国されるのでそれまで日本文化に親しみたいそうです。振り袖姿も良く似合っていましたし、初釜の後に彼女がお薄を点ててくました。美味しかったですよ。

 

 

 掛け軸は、「松無古今色」でした。(松に古今の色なし)

これは、次に「竹有上下節」(竹に上下の節あり)の句があり、これで対になっています

 

松樹千年翠」という語もあるように、松は古葉、若葉の交替はあって

も、季節の移りの中でもその翠を保ち、古松に見る年月を経ても翠は

変ることの無い一色平等を「松に古今の色無し」の語で示し、「竹に

上下の節あり」の語で上下の差別歴然たる相を示している。

竹にははっきりとした上下の節があり、上下の区別がつけられる。

松には千年にわたる翠の平等がありながら、その中には古今の差別が

歴然としてあるし、竹の節には歴然とした節という上下の区別をみる

が、同じ一本の竹には上下の優劣は無く平等である。

 

世の中のすべては同じであるわけは無い。それぞれにはそれぞれの

特徴があり、役割が違う。差別歴然であるが、その役割、いのちは

みな平等であり差別は無い。

しかし、節操の無い平等は自然に調和しない。家庭には親子があり、

男女があり、社会には長幼の序があって調和する。一人一人平等で

あるが、平等一辺倒でも世の中の成立はありえない。

そこに「竹に上下の節あり」の意義を感じなければならない。

~朝日カルチャー「禅語教室」より~

 

10日に紹おう棚の炭手前とお薄の初稽古をしてきました。

今年も、茶道の心を少しでも自分のものにしたいと思います。


茶道 雑感!!利休百首その十九

2012-01-06 13:29:44 | 茶道

台天目をお稽古していますので、形だけでなく心を込めたお点前ができる

ように、今年も茶道に精進したいと思います。

 

文琳や茄子丸つぼ大海は底にゆびをばかけてこそもて

 

文琳(ぶんりん)

文琳という名前は、林檎(りんご)の形に似ていることに由来していて、文琳とは林檎の風雅な呼び方です。

文琳は、唐物茶入の代表的な形で、美しい形状の小壷で、古来、唐物 茶入の中でその最上位にあるといわれる。

 

茄子(なす)

茄子という名前は、茶入の全体の形が丸形のやや下膨れで茄子(ナス)の実に似ていることに由来しています。

中国では油壺として使用されていたそうですが、日本に伝わり茶入として使用されました。

 

大海(たいかい)

大海という名前は、茶入の口が大きいことに由来しています。

大ぶりで、口が広く、やや扁平な平丸型の茶入で、本来は茶席には用いず、茶臼でひいた抹茶を入れておく「挽溜(ひきだめ)」として

水屋で使用されていましたが、侘び茶の流行で、茶席で用いるようになったそうです。

 

丸壺(まるつぼ)

丸壺という名前は、茶入の全体が丸形であることに由来しています。

 

これらは、どれも丸く小さいので横からは持ちにくいものですし、

見た目も美しくありません。

このような茶入れを持つときは、小指を底にあてて持つと美しく見えるし、より安全であるということです。

 

(これは、私の個人的な解釈です。)


故郷を思う!!

2012-01-05 13:47:07 | 日記

昨年の東北大震災で多くの方が心ならずも故郷を離れたり、捨てざるをえなくなりました。

お正月に子供の頃過ごした故郷を思い書いてみました。

 

  青空に高さ競いしやっこだこ

 

故郷

 

子どもの頃過ごした 故郷

贅沢なものはなかった 故郷

いつも子供の声と笑顔があった 故郷

いつも喧嘩をし、仲直りをして遊んだ 故郷

川で泳ぎ、アイス売りを楽しみにしていた 故郷

雪の下り坂でそり遊びに興じた 故郷

新聞紙の足を付けた凧揚げに興じた 故郷

コマ回しで鬼ごっこに興じた 故郷

道端にある果物を木から採っては食べた 故郷

今は子供がいない 故郷

よく叱られた人々が亡くなった 故郷

だんだん遠くなっていく 故郷

だけど、残っているだけ幸せな 故郷

 

地震で多くの人がなくした 故郷

帰りたい、何としても帰りたい 故郷

幾つになっても忘れられない 故郷

何とか戻してあげたい 故郷

永遠に心に残る、思い出に残る 故郷

ありがたきかな 故郷


壬辰(みずのえ・たつ)はどんな年!!

2012-01-03 17:02:22 | 日記

 新年を迎え、皆様に福がおとずれますように!!      

        辰年に明日への希望初明り

 今年は、壬辰(みずのえ・たつ)ですが、どんな年なのか干支から

 みました。

 「壬」:前年の問題がいっそう増大してくるので、ここのため任務

     や仕事が増えてくる。これを処理する人物がどんどん出て

     こなければならない。

 「辰」:今まで内にあった、あるいは紆余曲折していた陽気、活動が外に

     出て活発に動く。理想に向かって辛抱強くかつ慎重にいろいろの抵抗

        や妨害と闘いながら歩みを進めていく。

 

 今年は、

昨年の東北大震災からの復興事業、放射能除染作業、福島第一

 原子力発電所の廃炉に向けた作業など

必要な財源を確保するための行政改革の実施(国会議員定数の

 削減、公務員定数の削減、公的年金の統一化、無駄な公共事業

 の削除など)

消費税増税など税制の整備

 など多くの仕事がある

 

 昨年のような紆余曲折、因循姑息は許されないので、これらの仕事を、

 理想に向かって辛抱強くかつ慎重に、いろいろの抵抗や妨害と闘いながら

 歩みを進めていくことができる、自分を捨ててもやり抜く覚悟を持った人物

 が、多く出てこなければならない

 

私利・私欲・野心を持った人が多く出てくると、日本はますます

混迷の中に入り込むのではないかと心配ですが。

 

 (安岡正篤氏著書「干支の活学」を引用しています。)

 

昨年(辛卯 かのと・うさぎ)の一年を顧みたいと思います。

 「この一年

政権政党の民主党を始め各政党は、昨年を受けて斎戒し、党利党略や

私利私欲ではなく滅私奉公の気持ちをもって国益を優先し、将来を

見据えた革新的な判断・行動をともなう政策を実行し、日本を繁栄に導き、

将来に光明が見出せる一年としなければならない。

そうしないと、下からの突き上げで色々な事で紛糾し、内政・外交が停滞し

国民が辛い目にあうことになる。

事態は、昨年よりも深刻・切迫していることを自覚しなければならない。」

と昨年初めに書きましたが、

放射能汚染を伴う東北大震災という悲惨な災害が発生したにも係わらず、

まさに党利党略私利私欲に明け暮れた一年ではなかったかと思います。

管首相・野田首相をはじめ各閣僚、原子力事故を起こした東電役員、原子

委員会など「想定外」という言葉で責任を逃れ、無責任な発言で人を傷つ

け、だれも責任をとらない民主主義をはびこらせ、国民が辛い思いをした

一年だったと思います。

もう二度とこんな年は来てほしくないと思います。