望洋−51(多良間島の㋹回収)
30.多良間島の㋹回収 海上挺進第四戦隊が駐屯地の宮古島に向かう航海で、時化に遭い数多くの船が漂流し与那国島、西表島、石垣島、多良間島、台湾に漂着した。 台湾に漂着した船以外は...
望洋−50(多良間島)
29.多良間島 多良間島は宮古島圏域内の島で、宮古島の西方約67km、石垣島の北東約35kmの海上に位置した、面積19.75k㎡の楕円形の島である。また、その北方約8kmに面積2...
望洋−49(第四戦隊の状況(続き))
28.第四戦隊の状況(続き) 28.2.高山第一中隊長の回想 マラリアの脅威 基地隊にマラリア患者が多発し亡くなられた方も多かったが、(...
望洋−48(海上挺進第四戦隊の状況)
28.海上挺進第四戦隊の状況 昭和20年2月硫黄島に米軍の上陸があり、次の上陸は沖縄方面が必至なりとして対上陸作戦準備に専念していた。 米軍の上陸は、南西諸島の大根拠地たるべき...
望洋−47(池間島沖の米軍襲撃)
27.池間島沖の米軍襲撃 話を海上挺進第四戦隊に戻す。 昭和20年(1945年)2月、一部の隊員を除いて第四戦隊員がようやく宮古島に集合した。 早速、特攻に向けての訓練や舟艇...
望洋−46(沖縄戦)
26. 沖縄戦 26.1.宮古島空襲 宮古島に対する空襲は昭和19年10月10日、11日以来B24による視察行動を除き殆んど途絶えていたが、昭和20年1月に入るや俄然活発と...
望洋−45(先島群島作戦(続き))
25. 先島群島作戦(続き) 25.1.作戦準備(続き) 25.1.3.水上特攻戦隊の配備 宮古島にも水上特攻隊が配備された。 宮古島に配備された特攻隊は、陸軍の水上特攻...
望洋−44(先島群島作戦)
(第6章 先島群島) 25. 先島群島作戦 先島群島とは、沖縄県の宮古諸島と八重山諸島の総称で、本土から最も遠く離れている島々という意味である。 ...
望洋−43(根本博元陸軍中将(続き))
24.根本博元陸軍中将(続き) 以下、門田隆将氏著「この命、義に捧ぐ」を参照、引用 24.3.台湾援助 根本は昭和21年8月終戦後、東京の鶴川村(現在の町田市能ヶ谷...
望洋−42(根本博元陸軍中将)
24.根本博元陸軍中将 終戦4年後の昭和24年(1949年)6月に九州宮崎から台湾に密航した男たちがいた。 彼らはわずか26トンのポンポン船で、およそ1400Kmを幾多の危機を...