フタオビチドリの卵! Killdeer 全長約20cm。上面は褐色で、過眼腺と2本の胸帯は黒色。下面は白色。眼の周囲は赤く、嘴は黒色、足は淡い桃色。尾はほかのチドリよりも長めで、上尾筒の橙色が目立つ。北アメリカに分布し、西インド諸島ペルーからチリ北西部の海岸でも繁殖。
街路樹の根元に小石を敷き詰めている植栽が多い、海外の海に近い街の道路の脇の歩道には、良くこのような風景があります。石と見分けが付かないような色合いと形で迷彩にしているのです。ここからフタオビチドリの擬態の演技が始まるのです。他の生き物を卵に寄せ付けず、自分が怪我をしているように相手に見せ、卵から、遠ざけて移動する。この、行為が、何度見ても名演技に感じられるのです。北アメリカの海岸に近いところに行かれたときに思い出してこのような街路樹の根元を確認して見てください。卵があれば、少し離れたところで観察していると親がやって来て必死の演技を見せてくれます。拍手喝采の感動が伝わります。