木彫り倶楽部 more

本来は、木彫り教室のブログでしたが。。。還暦を迎え自然農にはまり、自然からの恵みや日々の気づきを気ままに綴っております。

日本人と着物

2018年01月03日 | 着物
こんにちは🎵

着物👘生活三日目

今日は大島
ツルツル滑る…帯との相性が悪かったのかなぁ?
昨日は、化粧から着付けの身支度に30分かからなくなってきた❗
と喜んでいたのに。


今日は3度も帯を結び直し…(ー_ー;)

帯が決まらない。。。
昨日と同じ帯なのに…1時間悪戦苦闘
まるで🔰のよう…

寒いのに、冷や汗かきそうになり、着付けダイエットなどとうそぶいていた頃を思い出しました(^_^;)


7日の新年賀会、大丈夫かなぁ
ちょっと心配になってきました。
本番用の着物で練習した方が良さそうだなぁ(^_^;)


毎日着ていたら、当然ながら半襟が汚れます。

この半襟の付け替えも、着物が敬遠される所なんだろうなぁ…
時間に余裕がないと、諦めそうになります。

いつもぎりぎり。
前日の夜中に目を擦りながら付け替えしていましたが、今年は違う✨


贅沢な時間の使い方させてもらってます✨



今年はしょうざんで行こうと思います🎵
生地にボリュームがあるので、半襟もどっしりと梅の刺繍付き❤




半襟付けながら、ふと。。。

日本人の手を抜かない誠実さというのももしかしたら、着物文化にあるのではないかと思いました。

洋服は、上着でごまかせますが、
着物は上に重ねて着るので、土台が大事。

土台 = 基本

土台で手抜きをすれば、どんなに上等な着物でも着崩れてとんでもないことになります。

毎日の生活の中で、実感するのですから、嫌でも手抜きはできない性分になっていくような気がしました。

でも、洋服は違います。
見えるところだけ、着飾れば上等に見えます。うわべだけで誤魔化しが可能になるのです。

しかも、身体に合わせたサイズを用意するので、着方に知恵は要りません。

反対に種類と枚数が必要になりますが。
そして保管する広い場所が必要になる。

保管しきれないので、合わなくなった服は廃棄…使い捨て文化の始まり…

日本人はどんどん贅沢に、おろかになっていくような気がします。(´・ω・`)


箸文化が日本人の手先を器用にしたように、着物が日本人の精神を培ってきたように思います。

手間隙かけて、そこから産み出される価値を日本人は衣服から感じ取っていたのではないかと思うくらいです。

お蚕さんの命を絶って紬出される絹糸
木綿や麻にしても、それを糸にする為には、相当な工程と手間がかかります。

自然の手を借りなければ、何一つ人間だけでは産み出せないことを
昔の人は、手仕事の中で学んでいたと思います。

だから、自然を崇拝し、謙虚さを身に付けるようになったのでしょう。


効率や生産性重視の資本主義経済は、
西洋文化そのもの

西洋文化を全否定しているわけではありません…(これでも学生時代は西洋大好き人間でした(^_^;))

でも、実は無駄が多い。

無駄の多いシステムだからこそ、効率性や生産性を重視するようになったのではないかと思います。

それをチェックする機能自体が、すでに生産から外れているというのに。

そして、サービスという名の元に、均一が求められるので廃棄される無駄も生じる。

その矛盾に海外の人々が気付き始めたように感じます。

インターネットの普及で、手仕事の素晴らしさを理解し始めた昨今。

本家本元の日本人が西洋化してしまい、
日本の良さまでも「古くさい」、「めんどくさい」と捨て去ろうとしていることが、悲しく感じます。

作り手さんも高齢化し、本物が高くなりすぎて、売れない為後継者も育たない。

着物と共に発展してきた文化や技術は
風前の灯のよう…

さみしいなぁ(´・ω・`)

少々表現の悪い箇所もあるかもしれませんが、戯れ言とご容赦くださいませ🎵


本日もお立ち寄りくださいましてありがとうございました✨

コメント (2)
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