木彫り倶楽部 more

本来は、木彫り教室のブログでしたが。。。還暦を迎え自然農にはまり、自然からの恵みや日々の気づきを気ままに綴っております。

鶏が先か卵が先か…

2022年08月31日 | 日記
今日は農業相談会の日でしたが、コロナの為中止でした…
たまたまオーナーパパさんが確認してくださって中止がわかりましたが…
確かに最後に書いてありました。
予定は未定
なのに日程は確実みたいな変な思い込みがある自分を反省(平和ボケしてます)

農業相談会に行き、利用権設定関係申出書というものを提出し農業委員会の審査を受け受理されたら、農業をしていると認められる(農業資格の一つをクリア)

個人が家庭菜園を楽しむのであれば、オーナーさんとの契約だけでいいのですが、農地取得して、名義変更するためには、農業資格が必要なのです。

法人はもっと簡単に入手できますが、個人にはとてもハードルが高いというおかしな制度です。


農地取得の為には、農業資格が必要
農業資格を得る為には、実績が必要
実績とは、利用権設定関係を結ぶか購入した農地(2,000平米以上)で、収穫した物を販売している実績

農地がなければ実績はつくれず。実績がなければ、農地を持てない
『鶏が先か卵が先か』変な仕組みです

農地保護の意味合いがあるのかもしれませんが、はっきり言ってザル。
法人には例え外国資本が入っていても簡単に、しかも場合によっては取得税無しで購入できる仕組みもある…

農地に限らず、日本の土地がドンドン買われていく現状
そのことを問題視して参政党に入った方も多くいらしゃる。

この秋には、小規模農家を目指す者には、ますます農地の取得が難しくなるような農地法改正が行われるようです。
そうなれば、賃貸契約の農家さんは直ぐでは無いにしても、借りられなくなるかもしれません。

そういった国の根幹に関わる事をマスコミはいっさい報道しません。

農地が集約されれば、生産性は上がるかもしれませんが、その分小規模農家ははじき出されます。広い農地を持った人に有利に働くシステムだからです。
集約されれば、農地の取得金額も高額になり、ますます個人には手がでません。

外国に日本の国土を買ってもらう為の政策なのか?😰
新規に農業に目覚め、農業を目指す若者を締め出す政策に見えます。

加えて税制が追い討ちをかける。
戦前からの大地主であっても戦後77年経ち、相続の度に分割されたり切り売りされた農地では、生産性をあげることもままならず、皆農家さんは苦しんでいる。
それは、農業が儲からないシステムになっているから。

維持の問題もさることながら、環境の問題も深刻です。
大規模になればなるほど、自然農法からは離れてゆくでしょう。
(まさか人海戦術でやるとは思えない)

仕事がないのであれば、農業をすればいいと思うけれど、農業で若者の希望する収入は期待できない。
暮らし方を変えれば、食べていけると思うけれど、そうは思わない人がほとんど。

都会は殺伐とした贅沢に溢れている

今だけ楽しければいい。金だけあれば何でもできる。自分だけ良ければ人の事は知らない・・・
いつの間にか『今だけ金だけ自分だけ』の思考が主流になってしまった

若者の農業離れは深刻です。
そして環境問題は健康問題に繋がります

大規模になれば、経費もかかるので、儲けなければ維持できない。経費で大きいのは人件費。
大規模になればなるほど、人の手では間に合わないし、人件費節約のため機械化し、化学肥料や農薬散布された作物しか作らなくなる。機械化しても経費はかかるのに。

その結果、
土壌菌は死に土地は痩せる。
痩せるから化学肥料を使う。

化学肥料を使うと虫や病気を呼ぶ。
防虫や除草予防の為にまた化学物質を散布する
撒かれた化学物質は土壌菌を殺す
化学物質を売るための悪循環が成立する
農家の儲けは医薬品会社に吸いとられる

土壌を汚染した化学物質は、雨で川に流れ込むと、川が化学物質で汚染される。
川が化学物質で汚染されると、水の浄化を担う水生昆虫が死ぬ

川が死ぬと海も死ぬ

人が生産性や効率を重視して手を加えれば加えるほど自然循環の輪から外れる

そこに資本主義の闇がある
物事が滞りなく循環すれば、お金はかからない。人の手が入るからお金がかかるのだ。

今までグローバル資本家達は、狡猾にそのことを隠し、利益を吸い上げるシステムを作りあげてきた。

その結果グローバル資本家は、巨万の富を蓄え、環境破壊は進み地球から多くの生物が消えた。

このままでいいのか?
と参政党は訴える

科学や文明の発展で、汚染物質を作り出してきたのなら、その力で再び循環の輪に戻さなければならないと思う

無理も無駄もない調和のとれた世界を目指すべき
そこに本当の幸せがあるように思う

何でも人間がするのではなく、微生物(土壌菌や身近な常在菌)昆虫類の力を借りて、動物達と共存できる世界を目指したい

食糧危機と共にお金で解決する時代は終る

これから必要になるのは、お金ではなく
知恵と工夫、協力と連携だと思う

そこに必要なのは、愛と信頼と感謝ではないだろうか?

物質文化の豊かさばかり強調された資本主義が終わり、次のステージに上がる時がきたように思う

鶏が先か卵が先かみたいなシステムは変えなければいけない。


お立ち寄りくださいましてありがとうございました🙇









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