製造元 天神山真剣餅本舗 からのお詫びです
文責 真剣餅本舗 代表取締役会長 無端有限齋
ご愛用各位
先ごろ、弊社の真剣餅(ほんきもち)に添加物を混入するような動きがあり、大変ご迷惑をおかけしました。
弊社は450年の伝統に沿い、昔ながらの原料、道具、仕入れ先 製造法を厳重に管理し、皆様のご愛顧を受けてまいりました。
出来上がりました無添加の餅を真剣で切り分けることから、「真剣餅」の名称で大阪泉州の名物として平成2年の弊社創業以来ご愛顧いただいたことをありがたく存じています。
先ごろ本店である「無端屋」の店長(取締役社長)がより良い製品の開発を目指し、添加物を入れて平気な方々が主催する大手の研究会に私に無断で参加し、新しいものを加えれば見栄えのいい製品を提供できるという錯誤をいたし、それを天神山真剣餅に加えようと企画しました。
これは、無添加真剣餅を長らくご信用の上ご愛顧してくださいましたお客様に対しまことに背信的裏切行為です。
本店店長は悪気はなかったということですが、考えが足りなかったのは事実で、私も監督責任は感じています。
本店店長の行いは実験的であれ、添加物を混入する危険がありましたので、阻止いたしました。
添加しようとした出所不明の「詰合糖」はおそらく、見よう見まねで作られた有害物だと考えます。
また、詰合糖は先々代の河野社長、先代の社長とも「必要ない」ということで除外されていた原料で、私もその使用法を知りません。
現代では本式に製造できるところはないのではないかと考えています。
皆さんご存じのように、銘菓は口伝の部分があり、それで成り立っているのがすべてです。
例えば松山銘菓「薄墨羊羹」は仕込みの段階で誰にも見せない工程があり、ダーリンの同級生であったそこの娘さんがが語ったところによれば
「夜中にお父さんが一人で仕込んでいる」ということを聞いたことがあります。
ご存じのように真剣餅は大手のそれとは異なり、熟練の職人が昔ながらの手作り、道具も古いものを大事に使っています。
いまやそういうものを保持している同業者も少なくなっているのが現状です。
こういう悲しい事件が発覚し、私どもはけじめをつけるため本店無端屋 まんじ屋 瑞月屋の看板を下ろし、閉店いたしました。
恰好ばかりで、モンドセレクション金賞とかいう「けんどう真剣餅」などのように添加物満載で乳化剤・整形剤やマーガリンを使い、たくさん売れるなどと喧伝し、味のわからない人に媚び営業することは、創業の先人たちに申し訳ありませんから、天神山真剣餅本舗は販売数が少なく、赤字になっても古伝を守る家風を堅持しています。
天神山真剣餅は信念を曲げず 完全無添加、従来からのまじめな仕入れ先から安全でおいしい本物の材料を求め、厳重に管理された工場で作法に従い生産いたしますので、どうぞご愛顧のほどお願い申し上げます。
追伸、真剣餅は、昔ながらの名前です。
えいしん屋系統のだれが使ってもOKです
このところその名前を北米などで商業的に登録し、商標権を言いつのる所属不明のBAKAがいますが、これはお新香やおちゃずけを商標登録することと同じでナンセンスです。(商標登録した人はえいしん屋本家とは全く関係なさそうです、そんな人がどこから湧いてきたのか全く不明で系統の心当たりがありません)
こいう添加物でできた代物を、真剣餅だと思って購入し、食べられた方にはお気の毒としか言いようもありません。また、そういうものが真剣餅だと言って販売するのもいかがなものでしょう。
シナでは千葉県だとか長崎だとか商標商標されているそうです。そのうち丸の内、梅田なども登録されかねない。
全く確信犯の詐欺的bakaは仕方ないですね(怒)
以上平身低頭お詫びも仕上げます。