真剣道外伝★無端晟輝の残日録

真剣道・基道館宗師範の残しておくべき余談集

武号 「零風」

2019年04月30日 | 基道館活動記録
昨日の意賀美神社奉納演武で武号を贈呈されたことは既に記した。

その中身に私が関与する1件があった。

萬重関塾の少年の武号は私が考えるように無有庵師範から依頼されていたのだ。

「零風」とした



武号に添えて

令和の御代に自我を確立してゆく剣士として常に原点に立ち返る
プラスでもないマイナスでもないゼロ
この概念は大昔にインドで発見されたという素晴らしい哲学でもあるし、数学でもある。


貴君の父君、無有庵師範から武号を依頼されて、師範が初段になったとき不有庵と贈呈した意味を思い出しました。
あることがない、無いことがある。宇宙の実相とまでは言わないが、そういう立場見方もあるという奥深い示唆を贈ったつもりでした。

期待通り、不有庵(ぶゆうあん)初段はいまや師範となり道場を構えている。
時の流れは怒涛のように人・モノすべてをさらってゆくのを感じる。

貴君がAに固定されたりBにとらわれたりするとき、振り返って立ち戻りわれに親しむことができる「おまじない」の意味を込めて令和の一部を拝借し、命名しました。

ご精武あらんことを祈念します。

という意味のことを述べた。



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