◆Let’s log life◆

*v* ログ屋のひとりごと *v*

排煙をするために色々と考慮

2014-11-02 | ログハウス
建築物を建てるには、色々と基準があり、その中でも 採光面積と換気面積も所定の基準があります。
簡単には、住宅レベルでしたら、採光面積は その部屋の床面積の1/7 いわゆる光が入る窓の面積に
応じて決定するものですが、単純には計算は出来ないですが、、でも必須です。

そして換気面積はその部屋の床面積の1/20必要です。窓だけでなくドアでもOKです。
この二つをクリアーする為に色々と苦慮することもあるのですが、もう一つ厄介なものが・・

施設などで見かけると思いますが、排煙窓・・火災時に煙を屋外に排出させる為の開口部です。
天井付近に溜まった煙を排出する感じで、天井近くが開くようになっているのが多いです。


窓が取れない場合には、天窓を利用することも多いです。採光も取れるので閉鎖的な空間でも有利です。


施設を含め、住宅でない場合は必須の排煙窓は 床面積の1/50以上が必要ですが、住宅でも床面積が
200平方メートルを超えたり、階数によっては上記の排煙窓のような感じ(ちょっと違うので)の開口部を
設けることが必要です。

写真のように、大きなログハウスの場合も該当することが多く、どうクリアーするか?色々と検討するのですが、勾配天井が多く、吹き抜けもあったりして、窓からは排煙として機能しない ということで
良く利用するのが天窓です。写真にも写ってますが、排煙の目的に使うと同時に、採光などに利用するので
一石二鳥です。でも、そもそも排煙窓・・って住宅の場合の必要性は疑問に感じますね。時にログハウス
有害な煙が出ないしね。。でも決まっていることだから。

と言うことで、デザイン性、機能性、規制上天窓が多くなってしまうものです。でも便利なものです。
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