◆Let’s log life◆

*v* ログ屋のひとりごと *v*

ログハウスの省エネについての変革時期

2018-12-09 | ログハウス
今日はまじめな話 っていつもまじめですが、、、 いわゆる固い話かもしれない。

数年前から いやもっと前から住宅を含めた省エネの話があり、ログハウスを含めた住宅も省エネに取り組んできました。
住宅以外は特例無しに、住宅の場合は構法(工法)が沢山あり、基準の達することが難しい場合も考えれるので、図の中で
示されている、一般的な在来構法住宅だけでなく、伝統的木造住宅という二つのカテゴリーに分かれています。



ログハウスは在来構法住宅とは違うので、、右側の伝統的木造住宅?のカテゴリーに入る訳です。
この表は、あくまでも特例を使用する場合のことを図示化しているもので、本則でクリアーすることが本来です。
でもログハウスの場合には、断熱性がどのくらいか? の決定方法が曖昧で、国の求める数値との整合性が難しくって
どうすれば良いか?など。。無垢材の厚い板で構成をしているとの数値では断熱性が低くなったりと現実とは乖離
している感じです。
でも他に根拠が無いなどから、単純に外壁に断熱材を厚く入れることが構造上無理なので、ログ材を厚くするなどの方法に
なることを前提として、色々と実験をしたり、他の方法を考えたり、また表の中のように、特例を認めてもらう
ことを前提に、方法論を考えたりしています。最近は、断熱性があるとの計算が出来つつありそうです。

もちろん、住宅以外は当然ながら基本の基準に適合させることが必要なので、これからも省エネ適合をする
構造などに取り組んでいきます。

さて、先日、国交省から省エネ基準について動きがありました。一つは300m2を超える建物は今まで少し緩めだった
ものを、義務化することとなりました。

小規模の住宅に関しては、どうも方向性が変化してきている感じで、、、少し緩めになる感じです。
いわゆる2020年問題として考えてきたのですが、あくまでも本来の省エネ基準が基本ですが、状況次第では
それほど、難しい基準にしなくてもOK???な感じです。 現在パブリックコメントを受付中ですね。

しかし、勝手な想像なので信じないでくださいね。



国庫省のHPからダウンロードした途中経過を掲げますが、書きぶりが難しいですね。
また途中経過の資料だと察するので、参考程度ですが、建築主の考えも盛り込むことで緩和がある感じに
取れますね。ログハウスの場合、断熱性がデータよりも体感的に感じるものが乖離していると思うので
その点などが反映できるとあり難いと思っています。

現在、ログハウス協会で、実験棟を建てて、ログ材の厚みの違いによる温熱データを計測しているのですが
そういうデータをもとに、これからの時代に沿ったログハウスを提供したいと思っています。



この図は難しいから・・・ざっと見るだけで っと

まだまだ、これからの動向が気になるとともに、地球温暖化防止に対して寄与することも頭に入れながら
ログハウス作りをすることが求められるきがします。 色々と考えなきゃね。
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