11月12日~14日まで、石川県の羽咋市に、中学の恩師に会いに行ってきました。 幼稚園から中学2年まで金沢で育ったので、今年の正月の地震はショックでした。羽咋に住んでいる中学の恩師がお元気でいらっしゃるのを知りお互い元気なうちに会いたいと思い、羽咋への一人旅にでてみました。 今回の旅行は、ビーチコーミングが目的ではないので、ビーチコーミングはほんの少しだけの時間だったのですが、能登の海は、南房総の比でないくらいの大量打ち上げのお祭り状態でした。 ここでは、今回の旅の中のビーチコーミングの事だけを記載します。 旅の記録は、後日「きいこのお気楽主婦日記」の方で書いていこうかと思っています。
さて、旅の宿に選んだのは、休暇村能登千里浜。千里浜の海の近くのホテルです。展望台もあります。ここで2泊しました。千里浜と言えば、砂浜を車で走れるドライブウエイのある浜です。 道路のような砂浜なので、貝などの漂着は期待できないとは思っていました。 ホテルに15時過ぎにチェックインした後、そそくさと浜へ。
タイヤの跡はあるけれど、車は見えず。広々とした広大な砂浜。
ちょっと、この写真では見づらいですが、ハスノハカシパンが祭り状態でした。 南房総で良く拾えるヨツアナカシパンよりも、私はハスノハカシパンの方が好きなので、期待していなかった分、カシパン祭りに喜びながらビーチコーミング開始。
ハスノハカシパンのほかには、キサゴやフネガイ科の貝が結構落ちていました。サクラガイもちらほら。ハスノハカシパンとサクラガイを拾いながら歩いていると、小さな貝が沢山打ちあがっている箇所がありました。 そこに座ってよくよく見たら・・・・
カメガイ祭り!! ほとんどが、「ササノツユ」という種類のカメガイですが、こんなにカメガイが大量漂着しているところを見たことがありません!! 座り込んでピンセットでつまんではケースに入れました。 もう祭り状態だから、拾いきる前に日が暮れます。 少し歩くと同じような漂着がいくつもあって、そこには同じように、ササノツユが大量漂着していました。 小さなカメガイを拾いまくっても、ケースの嵩は全く増えず。ちょっと拾っただけでケースに入りきれなくなったサクラガイとは大違いです。 そのうち、だんだん疲れてきて、もうカメガイはいいやという気持ちになり、完全にスルー。 まさか、自分がカメガイをスルーするこが起きるなんて!!!
この時期は、日が暮れるのは早いですね。あっという間に、当たりは薄暗くなってきました。ちょうど海に日が沈みます。
海面付近に雲がないので、ダルマ夕日が見られそうです。海だけを見ていると、太平洋も日本海も同じですね。これは館山の鏡ケ浦の情景ですと言っても、わからないと思いますよ。
せっかくだから、ダルマ夕日の撮影をしようと、ビーチコーミングをやめて、沈む夕日を眺めていました。
スマホ撮影なので、こんな感じですが、ダルマ夕日を拝むことができました。 日本海のダルマ夕日です。太平洋とほとんど一緒。当たり前か。今日は、マジックアワーが綺麗かもと期待してしばらく海岸にいたのですが、思ったほど焼けなかったので、暗くならないうちにホテルに戻りました。
今日の収穫のケース画像です。 ホテルなので、貝は洗えません。
大きなものは、別にビニール袋に入れました。 旅行から帰って、家で洗って乾かしたものがこんな感じ。 これは、3日間でホテルの近くの浜で拾ったものです。
ホテルの近くの浜は、2日目、3日目の朝も歩きました。 朝は夕方よりも打ち上げが少ない。 あと、残念なことに、夜の間に走った車によって、カメガイエリアはほぼ全滅状態でした。
朝の浜は、キサゴの祭りでした。
夕方はキサゴはありましたが、こんなにたくさん漂着した場所はなかったです。キサゴは拾っては来ませんでしたけどね。
そして、きれいなハナガイを拾いました。南房総では、こんなにきれいなハナガイは見たことないです。
ほとんどホテル下の海岸は車は走っていませんでした。地元に住んでいる恩師によると、ホテルは羽咋川を越えた場所にあるので、浜を走る車は少ないとのことでした。
ちなみに、千里浜ドライブウエイも恩師の車で走りましたが、そちらの海岸には全く貝の漂着はありませんでした。
ここは、結構車が走っていましたね。 砂浜を車で走るのってなんか不思議な気分でした。
11月13日は、一日恩師と一緒に能登めぐりをしました。恩師から、行きたい場所があるかと尋ねられたので、行きたい場所の一つに「増穂浦海岸」をリクエストしました。能登、ビーチコーミングと検索するとこの海岸の名前が出てきます。それだけの理由でした。
増穂浦海岸の道の駅に、海岸で取れる貝が売っていました。 サクラガイが沢山並んでいた中に、カズラガイやタイコガイが入った袋が目につきました。350円で売られていて、私はあまり貝は購入しないのですが、ここで拾える貝みたいだし、タイコガイは拾いたいあこがれの貝だったし、どうせ今日は拾えないだろうから記念に購入しようと思い購入しました。
これ、拾えれば良いなぁ~
道の駅の近くの浜は、ギネスに載った長いベンチのある浜です。一部工事をしていて入れない箇所もありましたが、ビーチコーミングはできました。
長いベンチは、460.9メートルもあるようです。
砂浜は、白くてさらさら。千里浜とは全然違います。サクラガイやベニガイの漂着がすごい。
二枚貝パラダイス。 ここの砂はさらさらしているので、拾った貝が砂まみれにならずに済んでいます。 ケース画像がこちら
洗った後のような美しさ。 ハスノハカシパンとマクラガイとサクラガイとベニガイと南房総では見かけない白い二枚貝。
追記:コメント欄において、にゅうたろう様からサラガイの幼貝かな~と教えていただきました。 サラガイ?と思っていた貝と比べるとなんだか違うような気がしたので、よくわからないなぁと思っていたところ、ふなくいむし様から、サラガイ?とされていた貝は老成したサギガイではないか。 白い貝は、サラガイもしくはアラスジサラガイの幼貝ではないかと教えていだたきました。 確認してみたところ、たしかにサラガイ?とされていた貝はサギガイのようです。 ということで、この白い貝はサラガイもしくはアラスジサラガイの幼貝のようです。 にゅうたろう様、ふなくいむし様ありがとうございました。
貝ラインをもっとゆっくりと見たら、他にもいろいろな貝が拾えたのかもしれないけれど、恩師がもう少し先の浜にも連れて行ってくださるというので、これにて終了。
そうそう、海も光のカーテンが美しかったです。
長いベンチのある海岸から少し走ったところに、増穂浦海水浴場があります。キャンプ場のような設備もある浜です。
ここは、先ほどの海岸の続きですが、ちょっと違った浜の感じです。 波打ち際は、先ほどの長いベンチのある海岸と同じようなラインナップの貝が沢山打ちあがっていました。 でも、ケースが満タンなので、ここでは小さな貝は拾いませんでした。
波打ち際から少し離れた場所は、流木などの漂着物が沢山打ちあがっていて、そこに大きめの貝がゴロゴロゴロ!!!
特にこの貝がお祭り状態
見慣れない貝なので、見つけたら拾っていたら、ビニール袋がパンパンに。持って帰らないといけないので、少し戻しました。 この貝は何だろうと、図鑑で調べてみたのですがよくわからず。Xで聞いてみたところ、ビーチコーマーとる様から、アヤボラではないですか?とのお答えをいただきました。フジツガイ科の貝だったのですね。私は、エゾバイ科のページを探しておりました(笑) ビーチコーマーとる様ありがとうございました。
この流木ラインを歩いてみると、カズラガイも見つかりました。あの、お土産の袋の中の貝がゴロゴロ。これは、タイコガイも拾えるかもと思い、探してみましたが、残念ながら見つけられませんでした(涙) カズラガイ、南房総よりも小ぶりで美しい。ベンケイガイも拾ってきました。 平砂浦でも拾えるけどね。
骨も見つけました。
波も静かで、なんとなく海岸の形も、館山の鏡ケ浦に似ています。
恩師をあまり待たせてはいけませんので、この辺で終了。 1時間にも満たないくらいの時間だったと思うのだけど、プチビーチコーミングとは言わせないというほどの収穫でした。 ビーチコーミング目的でここに1日いたら、貝の整理が大変だったと思います(笑)
増穂浦海水浴場で拾った貝です。道の駅で買った袋が350円なので、2000円位の収穫かな? タイコガイはないけど。
アヤボラ、ナガニシ、骨、オオマテガイ、アケボノキヌタ、キヌタアゲマキ、イジケシライトマキ、エッチュウバイ、カズラガイ、陸貝、ベンケイガイ、淡水貝
地元の収穫物ではないので、ザル画像は後程ゆっくりと追加しますね。
カメガイは、今まで苦労してチマチマ拾ってきた数よりも多く拾いましたよ。
能登の海は、本当に素晴らしかったです。 今回訪れた場所は、大雨の被害はなかった地区だったので、ある程度復興はしていました。 のと里山街道を走りましたが、まだまだ復興には時間が掛りそうです。 一日も早い能登の復興を祈っております。
追記 能登の貝を並べて写真を撮りなおしました。
千里浜での収穫物 その1
カバザクラとカメガイ。 カメガイはほとんどがササノツユ 数えたら、ササノツユは270個 そしてクリイロカメガイが2個
千里浜での収穫物 その2
↑クリックすると拡大します
サギガイ、ヒイメアカガイ?、カガミガイ、アツカガミ、チョウセンハマグリ、カズラガイ、マクラガイ、ユキノカサ、アケガイ、テングニシ、シドロガイ、不明貝(タマガイ科)、ヒメツメタ、キセワタガイ、ハナガイ、サカマキガイ、コホラダマシ、キヌボラ、ヤツシロガイ?、ヒメゴウナ、ネコガイ、オリイレシラタマ、ベッコウタマガイ、セキモリ、イトカケガイ科、コデマリウニ
ハスノハカシパンは新聞画像があるのでカット
増穂浦海岸での収穫物
マクラガイ、ナミノコガイ、不明貝、ナデシコ、ハナガイ、アケガイ?、ベニガイ、ハスノハカシパン、サラガイもしくはアラスジサラガイの幼貝、カバザクラ
増穂浦海水浴場での収穫物は、新聞画像で良いかと思うのでカット。 上記で名前は記入しました。
ところで、貝の整理をしながら、貝についていた砂を採取してみたところ、千里浜と増穂浦海岸では、砂が全然違います。 やはり、自動車が走れる千里浜の砂は細かい!
白い貝殻って、サラガイ?の幼貝かな~?
違うかな~?
私はもっぱら拾うの専門で名前とかを同定するのは苦手です(;´∀`)
それこそ、きいこさんの所で調べたりしてます。
世界一長いベンチ、もう復活してたんですね!
私が震災の1ヵ月前に行ったときは老朽化?で座れませんでしたよ~
で、また地震が来ていますね。。。
もう勘弁して欲しいです。。。
私も拾うのが専門なんですよ。同定は、頑張ってやってはいますが、詳しい方に教えてもらいながら勉強中です。自動同定機みたいなものがあれば最高なんですけどね(笑)
世界一長いベンチ、ネットに出ている写真と違うなと思ったので、地震後リニューアルしたのですね。本当に、地震は勘弁してほしいです。
福井で10cmあるかないかのサラガイ(現地では白貝だったかな?)を食べて、もちろん貝殻は持ち帰ったのですが、質感が全然違います。
つるっとしてますね。成貝?は。
ただ、白くてカタチが似てるから(;´∀`)
当てずっぽうです~
サラガイ、成貝はつるっとしているのですか。拾った幼貝もつるっとした感じです。サギガイとは全然ちがいます(笑) 食べてみたいですねぇ~