スーパーでは「お歳暮」と書かれて箱が山積みされていた。
中身はいろいろで、実用的なサラダ油やシーチキン、ソーメンの詰め合わせ、
石鹸などが売れ筋のようだ。
沖縄っぽいものでは果樹園からフルーツの盛り合わせや果樹園で作られた
ジャムなど加工品もある。宮古島は日本最南端のメロンの生産地でもあるので
メロンのお歳暮もあった。
通常、お歳暮商戦は12月に入ってすぐであるが、沖縄では正月の年賀の挨拶に
お歳暮を持って回る習慣がある。
親戚には年賀の挨拶で渡すことが多い。
沖縄の場合、県外で離れて暮らす家族や親戚が多い。
そのため郷土らしい沖縄ソバや豚肉加工品、ポーク缶やオリオンビールに泡盛なども
お歳暮として売られている。
以前、お歳暮ののしに名前を書いて注意されたことがあった。
名前を書くと次に回すことができないので、名前を書かないことが暗黙のルールだという。
親戚、縁者の多い沖縄ならではの発想だなと思ったことがある。
我が家も隣近所に配るのはネットで注文して宮古島では売られていないものを
選んでいる。お歳暮選びも年末の楽しみである。