エイサーは、現世に戻ってくる祖先の霊を、
あの世に送るため、若者たちが唄と囃子に合わせ、
踊りながら集落内を練り歩く。
あの世の門が開いて現世におりてくるのはご先祖様だけではなく、
魔物もおりてくるといわれている。
送り火の日になってもい続けようとする魔物たちを太鼓や囃子、
ところによれば爆竹を鳴らして追い立てるようにもする。
エイサーのはじまりは18世紀中頃に、浄土宗のお坊さんに
よって伝えられた念仏踊りだといわれている。
派手な衣装を着て、太鼓を叩いて練り歩くような
現在の形になったのは昭和30年頃だそうだ。
エイサーの語源は、おそらくエイサーの掛け声で
「エイサー エイサー ヒヤルガエイサー」だと思われる。
調べてみたがわからなかった。
お盆の翌週に本島の沖縄市で全島エイサー大会が行われる。
いつか行ってみたいが夏の忙しい時期なので、
この先も行くことはできないだろう。
宮古島にもエイサーの愛好家たちがいて、宮古祭りや
イベントごとに登場する。
エイサーは沖縄を代表する踊りである。
スポーツ大会などの応援にもエイサーが行われるが、
甲子園ではエイサーが禁止されている。
その理由は魑魅魍魎(ちみもうりょう)
沖縄を代表するものが魑魅魍魎とは理解できない。