沖縄の旧盆は三日間行う。
ご先祖様を迎える「ウンケー」二日目が「ナカビ」
そしてご先祖様を見送る最終日が
「ウークイ」ご先祖様が天に戻る日。
ウークイも地域によって異なるところもあるようだが、
儀礼はほぼ同じ。
最終日の重箱料理(ウサンミ)をお供えする。
スーパーで売られているのを見ると、豚の三枚肉や煮物が入った
オカズ重箱が二段とお餅、カマボコが入った二段の四段の重箱料理。
お盆が終わると、この重箱料理をオバァからいただくのだが、
捨てるわけにもいかず毎年処理に困ったことがある。
仏壇のある家ではウークイの儀礼を行う。
ヒラウコーという沖縄独特の線香を焚いて拝みを捧げる。
「今年も来てくださってありがとう。
これからも子孫を見守って下さい。」
そしてウチカビ(あの世のお金)を燃やす。
燃やしたウチカビをハチに入れて家の角まで持って行き
お見送りする。
家の角(辻)にはお土産のお菓子やサトウキビの杖を立てる。
昔はこのお菓子を目当てに子供たちが朝早く起きて
取り合いをしたそうだが。
生活が豊かになって、このお菓子も今はゴミとなっている。
沖縄本島では送り火に太鼓を叩いてエイサーが行われる。
これがお盆の最終日ウークイである。