県民の三分の二が油の取り過ぎという結果が出ている。
糖尿・痛風・心臓病などいわゆる生活習慣からくる
成人病が急激に増えた。
市内から離れた田舎に住む島の知り合いも太り過ぎからくる
糖尿と痛風に悩まされている。
「少しやせた方がいいな!」と言うと、
「田舎に住んでたら無理さぁ~」
なんで・・・?
「飯は嫁が作るけれど、台所のフィクサーはオバァだからよ。」
なるほど。オバァにはダイエットという概念は通じないだろう。
食べられないひもじい時代を過ごしてきたオバァたちだから、
食べる経済的余裕があるのに食べないということが理解できない。
以前にトライアスロンの選手を民泊させたとき、ひたすら
豪華な食事を出したそうだ。
大会上位を狙う選手は食事制限をしている。
前もって、「食事はいらない」と伝えたそうだが、そんなことは
おかまいなしに、どんどん郷土料理を出した。
翌年からは来なかったそうだ。
「運動不足で食べ過ぎが原因である。」と言っても
「そんなバカなことがあるか!」と聞く耳を持たない。
ひたすら働き、まんぞくに食べられなかった時代を生き抜いて
きたお年寄りには理解できない。
病院で「痛風」と言われたのに、帰ってきたらイカやエビや
刺身を買ってきて「食べて元気になれぇ~」とおまけに卵料理!
オバァはタマゴを万病の薬だと信じている。
「俺は、たぶんオバァに殺されるよ。」と嘆いていた。
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