行った。宮古島での暇つぶしには、
「ブックボックス」と相場が決まっている。
本棚のところに立っていると、小学生の高学年か
中学生が春休みの課題図書を探している様子だった。
どんな本なのかな?と気になっていると
「あった!あった!」と一冊本を取り出してきた。
なんと、懐かしい「走れメロス」
そんなの短編小説や!読むのに1時間もかからない。
「それって、ギリシャ神話やあらへんで、
太宰治の本や」思わず声が喉まで出かかかった。
短絡的に王様を暗殺しようとして、逮捕される。
即刻処刑と決まるが、セルティウスを人質に
3日の猶予を嘆願する。
その理由がなんと、妹の結婚式に出席する為。
前もって、妹の結婚式の日取りがわかっている
なら、暗殺日を変更するべきやった。
何も罪を犯していない友人を人質にして迷惑を
かけるなんてサイテーや。
おまけにこの本の作者は、太宰治やで・・・・
無理心中、自殺を図ること数回。
最後はやっぱり無理心中や。
本屋さんの本棚の前で、やっと見つけた課題図書に
ケチをつけるわけではないけれど
「その感想文、オジサンが変わりに書いて
あげようか?オジサン今日、暇やねん」
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