うんたま森のキジムナー

ディアボロス

沖縄には神様(ウタキ)が多く、たびたび、
道路拡張や区画整備の問題が起こる。我が家の
近所だけでも数多く存在する。
「さわらぬ神に祟りナシ」沖縄の人なら誰だって
手をつけたくない。私は、教会や神社で育った
わりには、神様を信じていない。それでも
見えない存在と言うのは、そこ知れぬ恐ろしさを
与えるものだ。

このあいだ借りたDVD「ディアボロス」
キヌアリーブスと私の大好きなアルパチーノ主演の
映画の中で、印象深いシーンがあった。
悪魔に扮したアルパチーノが、神の姿を教えて
やろうと言う。神は意地悪だ。ドタバタを見て
喜ぶ。まず人間に本能を与えた。それをどうしたか?
自らの楽しみのため、自分専用の壮大な喜劇を
楽しむために、逆の掟を人間に押し付けた。
「見ろ、だが触るな」「触れ、だが食うな」
「食え、だが飲み込むな」人間が右往左往するのを
見て、神は腹を抱かえて笑っている。
実に嫌な奴だ。サディストだ。
私(悪魔)は創生以来、この世で活動している。
人間の本能を育て、望みをかなえ裁かない。
ありのままの人間を受け入れる。
欠点だらけの人間のファンなのだ。
最後のヒューマニストだ。(もちろん戸田奈津子訳)

こんな話をしたら、さぞかしオバァは怒るだろう。
「バチが当たるぞ!」
心の奥底に植えつけられた見えないものに対する
恐ろしさ。私は、そっちの方が怖い。


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