ピタリとやんだ。宮古島のカラスについて少し説明すると、
その昔、カラスは宮古島のどこにでもいた。
1975年頃から急激にカラスの数が減少して、宮古島では、
ほとんど見ることがなくなった。
それが2003年頃から大野山林で目撃されるようになり、
今、また、その数が増えてきている。
伊良部島にカラスが生息するのに、宮古島にはカラスが
生息しないとよく言われていた。カラス被害に悩む市町村や
カラスの研究者が宮古島から、なぜ、カラスが減少したのか
何回も調査が行われたが、はっきりとした原因は
わからぬままであった。
我が家の裏は原生林で色々な生物がいる。
反対側道路を渡った電柱にかかる電線にカラスがよく羽根を
休めている。カラスの種類はハシブトカラスでカラスの中でも
声がいい方だ。
ダミ声で鳴くハシボソカラスと少し違う。
本土ではカラスの被害が出てカラスは嫌われ者。
カラスのことを少しでも知れば、カラスもなかなかいいやつだ。
この数日前からカラスの鳴き声がピタリとやんだのは、
飛来してきたサシバのせいだろう。
サシバはカラスのことがあまり好きではないらしく。
カラスが電線にとまっていたり飛んでいたりすると上空から
カラスを見つけて攻撃してくる。東南アジアにわたらず、
この島で越冬するサシバのことを「番鷹」(バンダカ)と言う。
なんとなくバンダカと名付けた人の気持ちがわかるような
気がする。
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