うんたま森のキジムナー

シガテラ毒

漁師に「沖縄で一番美味しい魚は?」と聞くと、
おそらく「アカナー」と答えるだろう。
方言でアカナーと呼ぶのは、「バラフエダイ」のこと。
但し、バラフエダイはセリに並べることが
禁じられている。
その理由は、シガテラ毒を持つものがいるから。

リーフ内で捕れたアカナーは当たるという人も
いるが証明はされていない。
生息域によって当たる当たらないはあるようだ。

シガテラ毒は、サンゴ礁の有毒藻類を起源とする、
食物連鎖によって起こる。
アカナー(バラフエダイ)以外にもハタやイシガキダイにも
シガテラを持つものがいる。
シガテラ毒にあたると、症状としては、
下痢・嘔吐・筋肉痛・痒みなどがあげられる。
軽症の場合は、二日酔いに似ていることから
「魚に酔っ払った」と漁師連中は表現する。

他にも魚を食べた翌日か翌々日に
「ドライアイス・センセーション」と呼ばれる
症状が出ることがある。
冷たいもの(水など)に触るとまるで電気が
通じたように、ピリピリという強い
ショックを受ける。喉が渇いて仕方がなくなるのだが、
水を飲めない。

全てのバラフエダイがシガテラをもっているわけでは
ないので、当たるのを覚悟で食べる。
セリには出せないが、そこらに置いておくと
「売ってくれ」と買い手が現れる。
同じ魚を食べて当たる人、当たらない人もある。
漁師ならだれでも、一度は、魚で酔うというのを
経験するものだ。


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コメント一覧

kijimuna
東京ヤバイですね。
感染者100人超え・・・・
落ち着いたと思ったのに、どうなるのでしょうか
ダイバー
色々な物に酔ったことがありますが、まだ魚に酔った事は無いです😅 歌舞伎町のパブに入り浸っていた頃は「ウイスキーサワー」、キャバレー全盛時代は「ビール」、カラオケスナックバーでは「ウイスキーの水割り」、居酒屋に通い初めて覚えたのが「ホッピー」、家飲みでは専ら「芋焼酎」😓 沖縄では「カラカラで泡盛」😊 結局、何時も酔っているのは「アルコール」と言うことでした❤
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