うんたま森のキジムナー

明和の津波

宮古島の観光地 東平安名埼の写真に、リーフの中に
点在している岩がたくさんある。
伊良部島の佐和田の浜にも大きな岩があちこちにある。
下地島空港を建設するときはもっと多くの岩があったそうだ。
これらの岩は元は海底にあった岩で、1771年に起こった
津波で運ばれてきたものだと伝えられている。

この地震の震源地は八重山(石垣沖)で、
地震の震度は4~5くらいだったそうで実際に地震による
被害はほとんどなく、この地震で起きた津波被害が
多くの犠牲者をだした。古文書によると津波の高さは場所に
よってことなるが、一番大きな津波の
高さは85mだと検証されている。

八重山では、死者9.400人、生存者18.607人で
14の村が流され、住民の3分の1が死亡している。
これには言い伝えがあり、ある日、白保の漁師達が漁で
人魚を捕獲してしまいその人魚を放すお礼に人魚から
大津波がくることを教えられた。
村の中ではこの話が本当なのか議論したが、結局
信じる人々は山に避難し信じない人々は村に残るという
決断を下した、そして津波は起こり、信じて山に
避難した人々だけが助かった。

このあいだも震度4の地震があり船が突き上げられる
ようなことがあった。このくらいの震度では津波は
大丈夫だと思ったが、明和の大津波の話を思い出した。


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