うんたま森のキジムナー

笑って話せる

沖縄に移住してくる人って、私をはじめ
「あまり先の事を考えているようで、考えていないのよねぇ」
私など典型的だと思うの!
行き当たりばったりで好きな言葉と言えば
「棚から牡丹餅」そう、漢字で書けば、なんとなく
座右の銘みたい。

ずいぶん前、いつものように海に行って帰ってきてから
ビーチでビールを飲んで、毎日付き合わす顔の連中と
騒いで、勢いで朝まで飲んでしまう。

そんな日々を送っていた。ある日、家に帰ると何か家の中が
さっぱりとしている。なるほど、ついに愛想をつかされ出て
行ったのか・・・それも仕方がない。

若かったし、彼女なんてまた、すぐにできる、
とりあえずもうひと眠りするか。

夕方くらいまで寝ていると「ただいまぁ~」と子供が学校から
帰ってきた。現実を理解するまでそう、時間はかからなかった。

(普通、こういうときは子供を連れて行くもんでしょ)

洗濯機の回し方や掃除機のかけかた、ましてご飯ごしらえなど
したことがない。噂を聞きつけた当時のダイビングスタッフたちの
助けもあってなんとか自分なりに
スタッフの助けがなくても生活できるようになった。

沖縄だけでなく世間というものは
「母子家庭に甘く、父子家庭には風あたりが厳しい」
そういう現実を体験した。

当時はこの世の最後のような気がしたが、今になってみると
当時が懐かしくさえ思える。宮古島だからよかった。
近所のオバサンやオバァ親切にしてくれてありがたかった。
今、最悪の人生を経験している人に、はっきりとこれだけは
アドバイスできる。

「いつか笑って話せるときがくる」

言い忘れたけれど、「私、やればできる子なんです。」


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