暖かさでスタミナを得たのか、
元気いっぱい蚊が飛んでいる。
沖縄の方言で蚊のことを「ガジャン」という。
あらためて口に出してみると、なにか不思議な
響する言葉。
沖縄の方言は、標準語が沖縄特有の訛りに
変わった単語が多いがガジャンとは
訛りが変化したものとは思えない。
調べてみると「蛾のように飛ぶ蟻」という
古語からきているらしい。
つまり「ガッ(蛾)ツ(の)アミ(蟻)」
が変化したものというわけ。
他にもオーストロネシア語というのがあって、
この言葉は、東はイースター島から西は
マダカスカル島に至る広い地域で使われている
言葉で、蚊のことをガジャンというそうだ。
蚊にも当然、オス メスがいて、
蚊のエネルギー源は糖分だそうだ。
普段は花や植物の汁を吸って生活しているが、
メスは産卵に必要なタンパク質を得るために
人間の血を吸いにくるらしい。
網戸をしているが、どこから入り込んでくるのか、
気づけば血を吸われている。
庭には蚊取り線香が常備してあるけれど、
蚊取り線香の上で羽根を休めている蚊もいる。
どこの家庭にも冷房が完備されているが、
扇風機が必ずある。
扇風機は蚊よけに使われている。
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