高齢者の方には健康診断書が必要とされる場合が多い。
都市型ショップは、若年層よりもお金を持っている
定年退職後くらいの方をターゲットにしている。
高齢者のダイビング事故が増えているというが、高齢者を
65歳として見ると事故は65歳以下の人の方が多い。
万が一、事故が起こった場合に健康診断書が
どれほどのものになるのか、はなはだ疑問を感じる。
ダイビングの申込書には「持病 疾患 体調・・・・」
などのチェック項目がある。
自分から進んで危険なことに挑む人などいないだろう。
(ショップ側が言ってはいけない事であるのはわかってる)
健康診断書も無料ではない。ショップもある程度サポートが
必要だと思えば、楽しんでもらうためにできるだけの事は
するはずだ。
よく「いくつまで、ダイビングが出来るのか?」と聞かれる。
平均寿命は、だいたい80歳。
今までは「まだまだ、大丈夫ですよ。」と答えていたけれど
それは、間違っていたかも知れない。
「自分で判断してください。」と言うようにしている。
このあいだ、傘寿を迎えた方がおられた。
その方が帰りに「機材を好きに使ってくれ、重たいから
おいて帰るわ。」と言って機材一式を置いて帰られた。
まだまだ、元気でダイビングをするには問題はないと
思うけれど、少し、さびしかった。
自分にもいつかその日が来る。
「いくつくらいまでダイビングできますか?」
その答えは、ダイビングを続けてきた私にもわからない。
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