太巻き寿司と稲荷寿司のことだった。
大阪もそうだった。
もちろん宮古島にも江戸前の寿司屋はある。
はじめて宮古島のお寿司屋さんに行って、
カウンターに座って、
「マグロ、トロ、イクラ…」
食べたいものを注文したら、嫌な顔をされた。
今でもその時のことを寿司屋の大将は覚えていて、
「困った客が来た。」と思ったそうだ。
宮古島の寿司屋のシステムは、握りなら並か
上寿司を頼むことになる。ネタをバラバラで
注文されると後々困ったことになるそうだ。
今では、それなりに注文を聞いてくれる。
コンビニの前を通ると「恵方巻き受け付けます。」
大きな張り紙がしてあった。
関西の習慣で、沖縄では、巻き寿司の丸かぶりはない。
コンビニの戦略で、全国的に知られるようになった。
宮古に来て驚いたことの一つが節分の日に
オバァから巻き寿司をもらったことがある。
オバァたちの若い頃、復帰前に関西の紡績工場に
宮古島からもたくさんの人が出稼ぎに
行っていたそうだ。
今年の恵方は北北西、口をきかずに北北西を
向いて一気にいただく。
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