売られているのは、季節の果物や野菜など。
これらは、露店のオバァが、どこかで仕入れて
くるわけではなく、持ち込まれたものを露店の
オバァが買い取って売っている。
公設市場が建て替えられる前は、このような
露店が足の踏み場がないくらい
数十軒並んでいた。
売り手のオバァたちはすごかった。
たとえばゴーヤーを買いに行くと、
ゴーヤー売りのオバァの隣りのオバァが
「ゴーヤーチャンプルーにはモヤシも入れんと
だめさぁ」と袋に入ったモヤシを渡される。
そのやり取りを近くで聞いていた豆腐やの
オバァも「豆腐が入らないチャンプルーはないさぁ」
と豆腐を売りつけてくる。
ゴーヤーを買いに行っただけなのに、片手では
もてないほどの荷物をだかえて帰ることになる。
気の弱い人なら、それこそあれもこれも
売りつけられることになる。
当時は、そんな露店のオバァたちを煩わしく感じたが
今では、懐かしく思い出す。
オバァたちは話しながらもその手は、
モヤシのヒゲとりや、ラッキョウの皮剥き、
常に手は仕事をしていた。
季節になれば、マンゴーが露店で売られる。
チビマンゴーはおそらくどこよりも安いので、
露店で買うほうがいいかも知れない。
今、出ている露店のオバァは、来年も出ているかな…
コメント一覧
キジムナ
ダイバー
最新の画像もっと見る
最近の「宮古島」カテゴリーもっと見る
最近の記事
カテゴリー
バックナンバー
人気記事