トックリキワタが咲き始めた。
ピンク色の花は、南米サクラ・南洋サクラとも
呼ばれている。
ブラジルが原産で、ブラジルでは「ヨッパライノキ」と
呼ばれているそうだ。
木の形が、酒飲み体形の樽型に見えるからだとか・・・・
実が割れると中には綿が入っている。
オバァがいうには、この綿で、枕や布団の詰め物に
していたそうだ。
もともと沖縄にはなく、琉球政府の農業技術者であった
天野鉄夫という人が、ボリビア移住10周年行事でボリビアに
行った際、この種を持ち帰り、1970年に開花に成功させた。
本土では万国博覧会にわいた年だから、それほど
古い時代ではない。
わずか40年余りでほとんどの沖縄の離島にまで見られ、
中には大木と呼んでもおかしくない大きく成長したキワタもある。
寒さが増してくる12月頃に満開を迎える。
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