のが親の夢と言う人もいる。琉球銀行で働く
知り合いの女性は首里出身、入社試験合格後、
なんと面接試験が5回もあったそうだ。
「私たちのときはコネがなければ
入れなかったよ」とこっそりと教えてくれた。
流大も流銀も狭き門というわけだ。
もっとも人気が高く就職が難しいのが
米軍基地で、毎年、多くの人が挑戦するが
働ける人は、ほんの一握り。米軍基地の就職試験に
合格するための予備校まである。
又、基地内にある大学に入るのも人気がある。
失業率が高く、給料の安い沖縄県では、
基地従業員になれば、立場も収入も安定して
いるので、地元銀行が、公務員と基地従業員に
限定した低金利ローンを売る出すほどである。
基地反対を訴える人も多ければ、基地内で
働くことを望んでいる人が多いのも現実だ。
基地内での職種もさまざまで、警備員から
ウェートレス・メイド・事務職・清掃関係
中にはペットの世話やバナナボートを
引っ張るレジャー職もある。
平均月収が30万円前後で、年収500万、身分も
保障されるので、その職につきたい人は多い。
米軍基地で働く日本人従業員は、約9,000人。
昔は直接雇用であったが、現在は日本政府
が給料を支払っている。これが今、問題に
なっている「思いやり予算」
基地を縮小すれば、これからますます狭き門と
なるだろう。
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