本がある。いろいろな生物の生態が詳しく
書かれてある。
よく海でタコをとっていたが、もう二度とタコを
捕らないと決めた。
タコは無脊椎動物の中では、高い知能を持ち、
子育てをする子煩悩な生物として知られている。
海の中では、子育てをする生物は少ない。
子育てをするということは、卵や子供を守る強さを
持っているということである。
また魚類では、メスではなくオスが子育てをする
例の方が圧倒的に多い。
しかしタコは、メスが子育てをする。
タコの寿命は一年から数年と言われている。
そしてタコは一生に一度だけ交尾を行う。
海ではよくタコ同士が争っているのを見ることがある。
これはタコにとって一生に一度のことだった。
めでたく交尾を終えたオスは、精魂尽き果て
一生を終える。
残されたメスには大切な仕事が残っている。
卵が無事に孵るまで巣穴のなかで卵を守り続ける。
その期間は10ヶ月にも及ぶ。
その期間、片時も離れず食事もしない。
無事に孵化したのを見届けて、
一生を終える。
もう二度とタコを捕らないと決めた。
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