うんたま森のキジムナー

門中

沖縄では「本家」のことを「門中」(もんちゅう)と言う。
始祖を同じくする父系の血縁集団(父親の親戚筋)が
作ったお墓を「門中墓」、よく沖縄では「長男に嫁ぐな」と
言われるのも、何かと親戚が集まる機会が多く
そんなところに嫁に行けば大変苦労する。という意味がある。

正月には親戚が本家に挨拶にやってくる。それが終われば次は
「ジュウロクニチ」
墓参りがあり墓の掃除をして墓の前で一族が集まり料理を食べる。
それらのすべてに準備をしたり、それらはしきたりに
基づいた家のやり方もありその家のオバァから代々続いた行事の
それらをすべてこなさなければならない。

長男に生れたくて生れてきたわけでもなく、それでも
長男は大切にされる。
次男は名前で呼ばれることなく「次男」と呼ばれる。
いわゆる補欠である。
昔々、貧しかった時代には、長男は父母と一緒に座って食事を
するが、次男以降は土間だったという話も残っている。

門中の起源は中国大陸から沖縄の旧支配層受け入れられた
制度と言われ、沖縄の集落は普通5~10の門中によって
構成されていることが多い。
宮古島に「久松」という集落がある。
「久貝家」と「松原家」が門中なので、
久松という地名になっている。


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