年明けの4日に初セリが行われる。
冬はどうしても海が荒れる日が多いので
魚が不足する。潜り漁は風の陰を選んで潜れるので
一本釣り漁に比べ漁に出られる日数が多い。
忘年会、新年会、観光客、魚が飛ぶように売れる。
潜り漁は空気ボンベ4本もぐるが、
年内最後のセリにだす29日の漁では、
空気ボンベ4本潜った後、夜明けまで素潜りで
魚を獲ってセリに直行する。
漁は29日で終わらない。
親類や魚を待ってる付き合いのある人たちに
配る魚を30日の夜に獲りにいく。
それで年を終えて、年明けの3日の夜に
初漁に出る。
4日の初セリはご祝儀相場でいわゆる
お年玉値段のセリ値がつく。
市場全盛期は1、5倍の値段がついていた。
公設市場がなくなってからご祝儀相場も
なくなったそうだ。
あの頃は活気があった。
今でもあの頃を思い出して、懐かしく思う。
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