沖縄各地の市町村では盛大に敬老会が行われる。
宮古島では9月19日までに、各集落で盛大に長寿を祝う。
還暦は数え61歳、還暦を過ぎたからと言って、敬老会には
とても入れてもらえない。
下地地区では、農業改善センターで70歳以上の高齢者745人
(男性295 女性450)の長寿を盛大に祝った。新敬老は30人。
祝宴では料理、踊りや太鼓、幼稚園児などのお遊戯が披露され、
お年寄り達を楽しませたそうだ。
70歳以上になると、やはり圧倒的に女性の方が多い。
オジィ達は会場の片隅のテーブルにいて、オバァが会場を占領して
いるような写真が新聞に載っていた。
日本一、長寿の島と言われていたが、それも過去の話と
なりつつある。
「昔の敬老会は、こんなもんじゃぁなかったさー」と毎年の
ようにオバァが言うのは年々、敬老祝いが縮小しているという
意味だろう。
沖縄では、「年寄りは家の宝」という。
ちょっとばかし、元気過ぎるオジィやオバァもまだまだ健在で
あるが、最近、姿を見なくなったオジィ、オバァが増えたような
気がする。
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