空き地だったところには新しい賃貸アパートが出来る。
ほんの十数年前まで、本土から宮古島に来て、まず困るのが
住むところだった。これには地元の保証人という壁が
あったのがもっとも大きな原因で
「沖縄に住むなら人脈つくりから」なんて言われていた。
そしてもう一つの問題が、個人賃貸物件貸しアパートなどを
斡旋してくれる業者がなく、不動産屋は土地売買専門で、
またアパート持主も仲介を好まなかった。
それがアパートなど個人向けを扱う業者が出来てかなり
便利になったが、新しく建設される家賃が
3倍近くに高騰した。
手取り15~6万の給料から家賃を5~6万もって
いかれることになる。賃貸アパートの建設は続くけれど、
入る人がいなくなってきているのも事実だ。
中には家賃が払えず、そのままいなくなる
ケースもよく聞く。
その裏で「宮古島市が空き家調査」をしたところ、
市内で空き家軒数は約500となっていることがわかった。
そのうち放置すると倒壊などの保安状態が悪い「特定空き家」
と言うそうだが、これが200軒ほどあるそうだ。
所有者を探し当てるにも、そのほとんどが島外に出ていって
しまっている。住宅用地にかかる固定資産税なども当然
ほとんど支払われておらず、島を出て生活基盤が島外に
あるので、もうかかわりたくないと思っている人もいるだろう。
タダ同然で貸してくれる一軒家もあるが、土地の習慣で
部屋の仏壇が動かせないとか、年に2回だけ戻ってくるとか
いう問題もある。空き家を借りるときには、その家の状況を
よく聞いてから決めたほうがいい。
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