ミョウガなど薬味をそえて冷えた水で絞めた
ソーメンを浸してチュルルといただく。
ランチでも人気メニューの一つ。
ソーメンの日本三大産地は、奈良の三輪ソーメン・
兵庫の播州ソーメン・小豆島のソーメンが有名であるが、
消費率はダントツで沖縄県である。
そしてソーメンの献立数も沖縄県がトップ。
本土では冷やして、ソーメンそのものをいただくが、
沖縄では汁物、炒め物、そして
揚げ物にして食べる。チョット高級な祝い料理に
ソーメンは欠かせない一品でもある。
観光客にも人気のあるソーメンチャンプルー。
チャンプルには混ぜ合わせて炒めるという意味が
あるが、沖縄ではソーメンだけを炒めるので
「ソーメンタシヤー」または「ソーメンプットルー」という。
ソーメンチャンプルーというのは、本土の人が
名付けたのだろう。
ソーメンを炒めて食べるのは全国的にも珍しい料理法である。
また、ソーメンを結んで揚げた揚げソーメンは
魔除けにも使われる。
本土では、古く鎌倉時代から食べられていたそうだが、
沖縄ではいつ頃から食べられていたのか定かではない。
台風による食料不足から、ソーメンが重宝されたという
話を聞いたことがある。沖縄の台所には常備品として
ソーメン・シーチキン・ポーク缶がどこの家庭にも置かれている。
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