普通に売られているポピューラーな泡盛は、どれを
飲んでも味の違いがわからない。
正直「どれを飲んでも同じ。」と言ったら杜氏をしている親を
持つ友達が怒った。熟成させるまで、泡盛を見続けている
親の姿を見ているのだから。
作り方はほぼどこの銘柄もそれほどかわらない。
中にはクラッシク音楽を聞かせながら熟成させている
ものもある。泡盛の味の決め手となるのは、やはり
「ブレンド」であるらしい。
泡盛の原酒は貯蔵年数によって風味が異なる。
これらの原酒数種類をブレンドし一つの最高の泡盛を
誕生させるのが杜氏の腕の見せどころ。
古酒原酒のままでも味わい深く、その泡盛の存在感を引き立てるが
風味の違う古酒原酒をブレンドするっことで、
味に広がりが出てより華やかな風味を醸し出す。
寝かせた分だけ度数が高くなるとおもわれがちだが、
44度~45度で貯蔵した原酒をブレンドと同時に風味の特徴が
最大限に引き出せるように調整するそうで
けっして度数が上がるわけではない。
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