例年だと名護・本部の方から咲き始めるのが
1月中旬だから、早咲きが確認されたのだろう。
沖縄で1月中旬頃なら、沖縄本島より南にある
宮古・八重山では、もう咲いていると勘違いされる人も
いる。
サクラ前線といえば、南から北へと移動するのが普通。
ところが、沖縄でよく見られるカンヒザクラは、
沖縄本島から咲き始め、宮古・八重山と
だんだん南下してくる。
サクラの開花のメカニズムは複雑で、一概には
いえないのだが、簡単にいうと、宮古・八重山より
沖縄本島の方が、早くつぼみが出来るから。
サクラは、昼が短くなり、気温がある一定の温度以下に
なったとき、はじめてつぼみをつける。
そしてそのつぼみは、15℃以上の気温が5~60日続くと
開花するそうだ。
沖縄県の島々は亜熱帯気候に属しているため、特別に
寒い年を除けば、つぼみはいつでも
開花できる状態にあるといえる。
宮古・八重山より、寒さが多少早く訪れる沖縄本島の方が、
はやくつぼみができるため、開花も早くなるというわけ。
宮古島でサクラが咲くのは2月の終わり頃からになる。
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