表明したというニュースがやっていた。
7月から商業捕鯨が再開されるそうだ。
いつだったか・・・東京に行ったとき
「せっかく東京まできたのだから、美味しいものを
食べに連れていってあげる。」と食事に招待された。
けっこう有名な鯨料理のお店で、突き出しに出てきたのが
クジラのベーコンだった。
クジラのステーキやら竜田揚げ、次から次へと
クジラ料理が並べられ、おいしくいただいた。
「なかなか口にできるものではない。」と言ってたっけ。
私の世代、クジラは給食にも出ていた。
祖母の作るカレーはクジラの肉だった。
母は大阪でも安いことで有名なお店をやっていた。
お金のない人が食べる酒のつまみはクジラのベーコン、
クジラの皮、関西では、おでんに
コロと呼ばれるクジラの皮が入る。
冬になると家ではハリハリ鍋をよく食べさせられた。
ハリハリとはクジラの肉鍋で
「たまにはスキヤキを食べさせろ!」と祖母に抗議したものだ。
常に身近に肉としてクジラは存在した。
それがいつのまにか姿を消した。
捕鯨がなくなったからクジラを食べなくなったと
いうより、生活が向上したおかげでクジラを
食べなくなったという感が強い。
保護派ではないが、クジラを食べずに豊な食生活が
出来るなら、わざわざクジラを食べる
必要はないと思う。
3月になれば子育てのために近海までクジラがやってくる。
クッキングよりウォッチングを楽しみたい。
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