うんたま森のキジムナー

イリチー

鳴き声以外は、すべて食べる。と言われる豚。

「血イリチー」という沖縄では祝い事などのときに
出される料理がある。豚肉と切干ダイコンを豚の血を
混ぜて作る料理。なんともグロテスクな料理だが、
初めは豚の血だと知らずに食べていた。

「これは、なんていう料理?」と聞くと「イリチーさぁ」
あの頃はまだ、方言がわからなかったので、なんとも
思わなかった。知らずに食べれば、なかなか美味しい料理である。

豚の血は料理だけでなく、意外な使い方もある。
熱帯魚(観賞魚)を捕っているときに使っていた網を
知り合いのオジィが見て
「それじゃぁダメさぁ 魚が網を見るよ。」と言ってきた。
「豚の血で染めなさい」と教えてくれたが、豚の血なんて
どこで手に入れるのかわからない。
するとオジィが持ち帰って豚の血で染めてきてくれた。
なんと捕れる量が倍以上増えたことがある。

1本釣りの漁師が使っている元縄(リールにまいてある部分)
のことを宮古では赤縄と言う。赤い色をしているからで、
この元縄も昔は豚の血で染めたそうだ。
オジィいわく、豚の血で赤く染めると海の中の魚には見えないそうだ。



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