昨日は東日本大震災から11年
メディアは「あの日を忘れない」と被災地の話題が取り上げられます。
でも、それ以外の日は…。ついつい忘れてしまっている、
という人が多いのではないでしょうか?
私たち一人一人が、常に「3.11」の教訓を忘れず、
今日も苦しい避難生活を続けている方々に思いを馳せ、
また、必ず起こる大震災に向けて、できうる限りの備えを整えて
おかなければならないのですと言う意味でしょうが
でも、昨日の映像で「みんなはあの日を忘れない」と言うが
自分は「あの日を忘れたい」と辛そうにお話をしている
70代の男性の方が居ました
当事者にとってみれば「忘れてはいけないことではあるが、忘れたい」
のでしょう。あまりにも辛くて
私には東日本大震災を思い出すとき忘れられない言葉があります
ネットに出ていたのですが、当時被災された方の
お話をしているのが載っていました
「みんな、頑張れ、がんばれって言うけれど、どうやったら頑張れるのよ、
家も車も流され家族は行方不明なんだぞ!どうやったら頑張れるんだ!
お前らも同じ目にあっても頑張れるのか」と言う言葉です
でも、でも、他にどんな言葉があるのでしょう、
私も本当に辛いことが起きたときに「頑張ってね」と言われたときに
「今まで頑張ってきたのにこれ以上、又頑張らなくてはいけないの」と
心の中で思ったことがあります。でもそういうしかないのですよね。
でも私はそれ以来、安易に「頑張って」と言う言葉は用いなくなりました
普通の事なら言えますが、本当に大変な思いを
している方には言えなくなりました
心の中で「頑張らなくてもいいんだよ」とそっと言います