KIMUKAZU blog

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WindowsPC環境におけるプレートソルビング(11)

2023-10-02 06:53:22 | AZ-GTi
(1)WindowsPC環境におけるプレートソルビング試行運用構成概要

WindowsPC環境におけるプレートソルビング試行運用構成例[21]
※ここでは、ASCOM - Platformのバージョンを6.5SP1→6.6SP2に更新した。
 また、SynScan Proのバージョンを1.19.0→2.4.8、SynScan ASCOM Driverを1.3.0→1.4.0に更新した。

構成概要
 【ソフトウエア】
 ・イメージキャプチャ:SharpCap4.0[1]
 ・Plate-solver:ASPS 1.4[2]
 ・ラッパー:ASCOM - Platform 6.6SP2[3]
 ・マウント制御:SynScan Pro 2.4.8[5] & SynScan ASCOM Driver 1.4.0[4]
 【ハードウエア】
 ・鏡筒:MILTOL 200mm F4[9]
 ・イメージセンサ:Player One Neptune-C Ⅱ(SONY IMX464 1/1.8型 2712x1538 2.9μm)[10-11]
 ・マウント:AZ-GTi赤道儀化マウント[6-7]
 ・パソコン:WindowsノートPC(Core i5 2.30GHz 、8GB、240GB-SSD)

(2)プレートソルビング・ソフトウエアの更新

ASCOM Platformの更新インストール画面例



SynScan Pro & SynScan ASCOM Driverインストール画面例

(3)WindowsPC環境におけるプレートソルビング試行運用結果

天体の自動導入、および、プレートソルブと同期成功例

(4)まとめ
天体の電視観望(Electronically-Assisted Astronomy:EAA)を目的に、WindowsPC環境のASCOM PlatformとSynScanProアプリを最新のものに更新した。
また、鏡筒にMILTOL 200mm F4、CMOSイメージセンサにNeptune-C Ⅱを使用し、上記の試行運用を行った。
その結果、AZ-GTi赤道儀化マウントにおいて、プレートソルビングが成功し、希望する天体の望遠鏡視野への自動導入が実現できた。
今後は、安定的な運用を目的に、運用上のノウハウ蓄積を行っていく。

参考文献:
(1)SharpCap
(2)All Sky Plate Solver
(3)ASCOM - Standards for Astronomy
(4)ASCOM Driver - Sky-Watcher
(5)SynScan App - Sky-Watcher
(6)Sky‐Watcher AZ-GTiマウント
(7)カテゴリー AZ-GTi-KIMUKAZU blog
(8)SVBONY SV165 コンパクトガイドスコープ 30mm/120mm F4
(9)テレスコープ 200mm F4レンズキット
(10)Neptune-C II USB3.0 Color Camera (IMX464)
(11)SONY IMX464LQR
(12)SVBONY SV905C ガイディングカメラ [カラー]
(13)SONY IMX224
(14)AZ-GTi赤道儀化マウント-goo blog
(15)WindowsPC環境におけるプレートソルビング-goo blog
(16)WindowsPC環境におけるプレートソルビング(2)-goo blog
(17)WindowsPC環境におけるプレートソルビング(3)-goo blog
(18)WindowsPC環境におけるプレートソルビング(4)-goo blog
(19)WindowsPC環境におけるプレートソルビング(5)-goo blog
(20)WindowsPC環境におけるプレートソルビング(6)-goo blog
(21)WindowsPC環境におけるプレートソルビング(8)-goo blog
(22)WindowsPC環境におけるプレートソルビング(9)-goo blog
(23)WindowsPC環境におけるプレートソルビング(10)-goo blog
(24)(多分)一番シンプルなプレートソルブ-ほしぞloveログ
(25)プレートソルブトラブル解決集-ほしぞloveログ
(26)AZ-GTiでのプレートソルブのトラブル解決決定版-ほしぞloveログ
(27)プレートソルビングが失敗する場合の解決策 まとめ
(28)【電子観望をさらに快適に】 SharpCap + AZ-GTi でプレートソルビング
(29)【プレートソルビング】 All Sky Plate Solver のインストール方法
(30)PC版「SynScanPro」新しいバージョンがリリースされました(追記)
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R100SとNeptune-C Ⅱを用いた直焦点撮影(160)

2023-10-02 00:01:01 | 銀河
(1)R100SとNeptune-C Ⅱを用いた直焦点撮影概要
 ・撮影対象(ペガスス座)
  NGC7479(プロペラ銀河)[17,20-21]
  NGC7814(電気アーク銀河)[18,20-21]
 ・機材
  望遠鏡:Vixen R100S 600mm F6[1,2] ※中古(ヤフオクで入手)
  ファインダー:6x30mmファインダー(アクロマート)[1]
  イメージセンサ:Player One Neptune-C Ⅱ(SONY IMX464 1/1.8型 2712x1538 2.9μm)[3-5]
  フィルタ:Player One UV IR-CUT 1.25"[6]
  架台:AZ-GTi赤道儀化マウント[12] 恒星追尾モード、プレートソルブと同期[14]
 ・画像処理
  パソコン:WindowsノートPC(Core i5 2.30GHz 、8GB、240GB-SSD)
  イメージキャプチャ:SharpCap4.0[7] Live Stack(fits)
  画像解析:マカリ[8-9] 画像演算(左右反転、回転)
  画像補正:ASTAP[10] 自動カラー補正、αδ grid処理、Deepsky annotation処理、fits→jpg変換
  画像処理:ImageMagick[11] append処理、トリミング処理

(2)R100SとNeptune-C Ⅱを用いた直焦点撮影結果

2023-09-18 21:16 NGC7479
Neptune-C Ⅱ(UV IR-CUT), R100S 600mm F6
Gain 400, Exp. 4sec, WB(Auto)(B=207 G=0 R=370), 2712x1538, RAW16, StackedFrames=75, Total Exp. 300sec
※NGC7479を自動導入後にプレートソルブと同期を実施
※ASTAPで自動カラー補正、αδ grid処理、Deepsky annotation処理(右画像)を実施


NGC7479付近をトリミング(640x480)


2023-09-18 21:22 NGC7814
Neptune-C Ⅱ(UV IR-CUT), R100S 600mm F6
Gain 400, Exp. 4sec, WB(Auto)(B=221 G=0 R=374), 2712x1538, RAW16, StackedFrames=75, Total Exp. 300sec
※NGC7814を自動導入後にプレートソルブと同期を実施
※ASTAPで自動カラー補正、αδ grid処理、Deepsky annotation処理(右画像)を実施


NGC7814付近をトリミング(640x480)

・口径:100mm
・ドーズの分解能:1.16"
・イメージセンサ分解能:1.99"相当
(イメージセンサ画素ピッチ:2.9μm)
・倍率(FOV):x103(0.43°)

(3)まとめ
電視観望(Electronically-Assisted Astronomy:EAA)を目的に、R100SにNeptune-C Ⅱを取り付け、AZ-GTi赤道儀化マウントに搭載して、直焦点撮影を試みた。
都内の星空において、ライブスタック機能を活用し、ペガスス座のNGC7479、NGC7814の撮影を試みた。
ここでは、撮影したFITS画像について、ASTAPを用いて自動カラー補正、αδ grid処理、Deepsky annotation処理を試みた。

参考文献:
(1)ビクセンNEWポラリスR-100S
(2)ニュートン式望遠鏡-Wikipedia
(3)Neptune-C II USB3.0 Color Camera (IMX464)
(4)SONY IMX464LQR
(5)Player One - Cameras and Astrophotography
(6)S-series UV IR-CUT 1.25″ Filter
(7)SharpCap
(8)すばる画像解析ソフト-Makali`i-配布サイト
(9)マカリ:Makali`i 超入門編(マニュアル)
(10)ASTAP, the Astrometric STAcking Program
(11)ImageMagick
(12)AZ-GTi赤道儀化マウント-goo blog
(13)WindowsPC環境におけるプレートソルビング(6)-goo blog
(14)WindowsPC環境におけるプレートソルビング(8)-goo blog
(15)今日のほしぞら
(16)Stellarium-Web
(17)NGC 7479-Wikipedia
(18)NGC 7814-Wikipedia
(19)プロペラ銀河(NGC7479)
(20)ペガスス座-Wikipedia
(21)山田 卓 著、肉眼・双眼鏡・小望遠鏡によるほしぞらの探訪<<新装版>>、発行所 地人書館、2017年4月15日新装版第1刷、pp.207-211.
(22)銀河系外の天体 (銀河など)-NAOJ
(23)カテゴリー 銀河-KIMUKAZU blog
(24)R100SとNeptune-C Ⅱを用いた直焦点撮影(26)-goo blog
(25)R100SとNeptune-C Ⅱを用いた直焦点撮影(24)-goo blog
(26)渡邉 耕平 著、”電視観望実践ガイドブック Ver 1.1”、サイトロンジャパン発行、2021年11月17日第二版発行.
(27)(多分)一番シンプルなプレートソルブ-ほしぞloveログ
(28)Windows MiniPCでヘッドレスリモートEAA環境ようやく全て動作(かな?)
(29)プレートソルビングが失敗する場合の解決策 まとめ
(30)【電子観望をさらに快適に】 SharpCap + AZ-GTi でプレートソルビング
(31)【プレートソルビング】 All Sky Plate Solver のインストール方法
(32)電視観望ヘルプ: 三重編-ほしぞloveログ
(33)AZ-GTi をLANにぶら下げる
(34)AZ-GTi(AZ-GTe)をステーションモードにして無線LANルーターに繋ぐ
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