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WindowsPC環境におけるプレートソルビング(14)

2024-02-08 23:00:30 | AZ-GTi
(1)WindowsPC環境におけるプレートソルビング試行運用構成概要

WindowsPC環境におけるプレートソルビング試行運用構成例[26]
※ここでは、ShrapCapのバージョンを4.1.11786.0、ASTAPのバージョンをv2024.02.03に更新した。
(注:SynScan Pro 2.4.16は、SharpCap 4.1とWiFi接続不可であった[33]。)

構成概要
 【ソフトウエア】
 ・イメージキャプチャ:SharpCap4.1[1]
 ・Plate-solver:ASTAP(v2024.02.03) & Large star database D80[2]
 ・ラッパー:ASCOM - Platform 6.6SP2[3]
 ・マウント制御:SynScan Pro 2.4.8[5] & SynScan ASCOM Driver 1.4.0[4]
 【ハードウエア】
 ・鏡筒:MILTOL 200mm F4[9]
 ・イメージセンサ:Player One Neptune-C Ⅱ(SONY IMX464 1/1.8型 2712x1538 2.9μm)[10-11]
 ・マウント:AZ-GTi赤道儀化マウント[6-7]
 ・パソコン:WindowsノートPC(Core i5 2.30GHz 、8GB、240GB-SSD)

(2)プレートソルビング・ソフトウエアの更新

SharpCapのバージョン表示画面例


ASTAPのバージョン表示画面例

(3)WindowsPC環境におけるプレートソルビング試行運用結果

天体の自動導入、および、プレートソルブと同期成功例

(4)まとめ
天体の電視観望(Electronically-Assisted Astronomy:EAA)を目的に、WindowsPC環境のSharpCap、ASTAPのバージョンを最新のものに更新した。
その結果、AZ-GTi赤道儀化マウントにおいて、プレートソルビングが成功し、希望する天体の望遠鏡視野への自動導入が実現できた。
今後は、安定的な運用を目的に、運用上のノウハウ蓄積を行っていく。

参考文献:
(1)SharpCap
(2)ASTAP, the Astrometric STAcking Program
(3)ASCOM - Standards for Astronomy
(4)ASCOM Driver - Sky-Watcher
(5)SynScan App - Sky-Watcher
(6)Sky‐Watcher AZ-GTiマウント
(7)カテゴリー AZ-GTi-KIMUKAZU blog
(8)SVBONY SV165 コンパクトガイドスコープ 30mm/120mm F4
(9)テレスコープ 200mm F4レンズキット
(10)Neptune-C II USB3.0 Color Camera (IMX464)
(11)SONY IMX464LQR
(12)SVBONY SV905C ガイディングカメラ [カラー]
(13)SONY IMX224
(14)AZ-GTi赤道儀化マウント-goo blog
(15)WindowsPC環境におけるプレートソルビング-goo blog
(16)WindowsPC環境におけるプレートソルビング(2)-goo blog
(17)WindowsPC環境におけるプレートソルビング(3)-goo blog
(18)WindowsPC環境におけるプレートソルビング(4)-goo blog
(19)WindowsPC環境におけるプレートソルビング(5)-goo blog
(20)WindowsPC環境におけるプレートソルビング(6)-goo blog
(21)WindowsPC環境におけるプレートソルビング(8)-goo blog
(22)WindowsPC環境におけるプレートソルビング(9)-goo blog
(23)WindowsPC環境におけるプレートソルビング(10)-goo blog
(24)WindowsPC環境におけるプレートソルビング(11)-goo blog
(25)WindowsPC環境におけるプレートソルビング(12)-goo blog
(26)WindowsPC環境におけるプレートソルビング(13)-goo blog
(27)(多分)一番シンプルなプレートソルブ-ほしぞloveログ
(28)プレートソルブトラブル解決集-ほしぞloveログ
(29)AZ-GTiでのプレートソルブのトラブル解決決定版-ほしぞloveログ
(30)プレートソルビングが失敗する場合の解決策 まとめ
(31)【電子観望をさらに快適に】 SharpCap + AZ-GTi でプレートソルビング
(32)SharpCapの新プレートソルブ「SharpSolve」-ほしぞloveログ
(33)2月やっと電視観望実施 接続は切れるけどorz
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NewスカイステージとMars-C Ⅱを用いた直焦点撮影(21)

2024-02-08 01:14:17 | 彗星
(1)概要
 ・撮影対象(おうし座)
  144P(串田彗星)[20,23-24]
 ・機材
  望遠鏡:Newスカイステージ 300mm F4[1-2] ※中古(ヤフオクで入手)
  ファインダー:6x30mm天頂プリズム内蔵ファインダー(スコープテック)[3-4]
  イメージセンサ:Mars-C Ⅱ(SONY IMX662 1/2.8型 1936×1100 2.9μm)[5-7]
  フィルタ:Player One UV IR-CUT 1.25"[8]
  架台:AZ-GTi赤道儀化マウント[15] 恒星追尾モード、プレートソルブと同期[16-17]
 ・画像処理
  パソコン:WindowsノートPC(Core i5 2.30GHz 、8GB、240GB-SSD)
  イメージキャプチャ:SharpCap4.1[10] Live Stack(fits)
  画像解析:マカリ[11-12] 画像演算(左右反転、回転)
  画像補正:ASTAP[13] 自動カラー補正、αδ grid処理、Deepsky annotation処理、fits→jpg変換
  画像処理:ImageMagick[14] トリミング処理、append処理

(2)撮影結果

2024-01-31 20:52 144P
Mars-C Ⅱ(UV IR-CUT), Newスカイステージ 300mm F4
Gain 360, Exp. 6sec, WB(Auto)(B=352 G=0 R=413), 1936×1100, RAW16, StackedFrames=110, Total Exp. 660sec
※144Pを自動導入後、プレートソルブと同期を実施(ASTAPを使用[17])
※ASTAPを用い、FITS画像の自動カラー補正、αδ grid処理、Deepsky annotation処理(右画像)を実施


144P付近をトリミング(640x480)

・対物レンズ口径:76mm
・ドーズの分解能:1.52"
・イメージセンサ分解能:3.99"相当
(イメージセンサ画素ピッチ:2.9μm)
・倍率(FOV):x80(0.61°)

(3)まとめ
電視観望(Electrically-Assisted Astronomy:EAA)を目的に、NewスカイステージにMars-C Ⅱを取付け、AZ-GTi赤道儀化マウントに搭載して、直焦点撮影を試みた。
ここでは、おうし座を通過する144Pの撮影を試みた。
都内の星空において、プレートソルビング技術を応用し、目的とする天体を望遠鏡視野へ導入し、また、ライブスタック機能を活用して、天体を撮影することを試みた。
また、ここでは、撮影したFITS画像について、ASTAPを用いて自動カラー補正、αδ grid処理、Deepsky annotation処理を試みた。

参考文献:
(1)New スカイステージ
(2)SKYWALKER SW-1PC/NEW SKYSTAGE取扱説明書
(3)6倍30mm天頂プリズム内蔵ファインダー
(4)6X30ファインダー用ブラケットR70
(5)PlayerOne Mars-C Ⅱ
(6)Mars-C II USB3.0 Color Camera (IMX662)
(7)SONY IMX662
(8)S-series UV IR-CUT 1.25″ Filter
(9)Quad BP フィルター III
(10)SharpCap
(11)すばる画像解析ソフト-Makali`i-配布サイト
(12)マカリ:Makali`i 超入門編(マニュアル)
(13)ASTAP, the Astrometric STAcking Program
(14)ImageMagick
(15)AZ-GTi赤道儀化マウント-goo blog
(16)WindowsPC環境におけるプレートソルビング(10)-goo blog
(17)WindowsPC環境におけるプレートソルビング(13)-goo blog
(18)今日のほしぞら
(19)Stellarium-Web
(20)串田彗星-Wikipedia
(21)串田彗星 144P/Kushida (2024)
(22)串田周期彗星(144P)とブロートン彗星(C/2006 OF2)
(23)おうし座-Wikipedia
(24)山田 卓 著、肉眼・双眼鏡・小望遠鏡によるほしぞらの探訪<<新装版>>、発行所 地人書館、2017年4月15日新装版第1刷、pp.258-265.
(25)短周期彗星144番 串田彗星(2024/01/11)
(26)カテゴリー 彗星-KIMUKAZU blog
(27)MILTOL200mmとNeptune-C Ⅱを用いた直焦点撮影(210)-goo blog
(28)MILTOL200mmとNeptune-C Ⅱを用いた直焦点撮影(217)-goo blog
(29)渡邉 耕平 著、”電視観望実践ガイドブック Ver 1.1”、サイトロンジャパン発行、2021年11月17日第二版発行.
(30)Kenko New スカイステージ改 ノーマルからの変更点
(31)Newスカイステージのメンテナンス-goo blog
(32)(多分)一番シンプルなプレートソルブ-ほしぞloveログ
(33)プレートソルブトラブル解決集-ほしぞloveログ
(34)AZ-GTiでのプレートソルブのトラブル解決決定版-ほしぞloveログ
(35)PC版「SynScanPro」新しいバージョンがリリースされました(追記)
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