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CUSTOM-80MとSV305を用いた直焦点撮影(16)

2024-02-16 09:59:17 | 恒星(b)
(1)撮影概要
 ・撮影対象
  リゲル[19]
  シリウス[20]
 ・機材
  望遠鏡:CUSTOM-80M 910mm F11[1-4](ヤフオクで入手:中古)
  ファインダ:6x30ファインダー(FIELD 8°)
  イメージセンサ:SVBONY SV305 CMOSイメージセンサ(SONY IMX290 1/2.8型 1920x1080 2.9μm)[5-8]
  架台:ポルタ経緯台
 ・画像処理
  パソコン:WindowsノートPC(Core i5 2.30GHz 、8GB、240GB-SSD)
  イメージキャプチャ:SharpCap4.1[10] 撮影時間:約45秒(1000フレーム)、aviファイル
  スタック処理:AS!3(AutoStakkert!3)[11] 取り込みフレームの品質上位50%をスタック
  Wavelet処理:RegiStax6[12-13] AS!3からの出力画像(tif)をWavelet処理、傾き補正処理
  後処理:ImageMagick[14] bmp→jpg変換、リサイズ処理、トリミング処理、GIFアニメ合成
  画像解析:マカリ[15-16] レベル調整機能、対数表示機能、グラフ機能

(2)撮影結果

2024-02-13 20:46 リゲル
SV305, CUSTOM-80M 910mm F11
Gain 360, Exp. 30ms, WB(B=218 G=128 R=262), 1920x1080, RGB24, FrameCount=1000, Duration=43.915s
※リゲル部分を2倍に拡大しトリミング(640x480)


マカリのグラフ機能(輝度分析)画面例
※リゲルAの中心から約13.5ピクセルの位置(離角:約8.9")にリゲルBの輝度のピークが確認できる


2024-02-13 20:51 シリウス(上が北)
SV305, CUSTOM-80M 910mm F11
Gain 360, Exp. 40ms, WB(B=218 G=128 R=262), 1920x1080, RGB24, FrameCount=1000, Duration=43.931s
※シリウス周辺の8等星(画面右に1つ、画面下に1つ、合計2つ)が確認できるようにマカリでレベル調整を実施
※星図と比較し、傾き補正を実施[32]
※シリウスとその周辺の8等星付近をトリミング(1280x960)




シリウス(上が北)とシリウスBの計算軌道
上:シリウス部分を2倍に拡大し、トリミング(上が北:640x480)
※露出が20ms, 30ms, 40msの3枚の画像をGIFアニメに合成
中:マカリのグラフ機能画面例
下:2024年のシリウスBの計算軌道[32]とシリウスBらしき星の実測値
※シリウスBの計算軌道とシリウスBらしき星の実測値を比較(青色:計算値、赤色:実測値)

   計算軌道    実測値
年  位置角 離角  位置角 離角
   (°) (")  (°) (")
2024 60.2  11.3  60.9  11.2

・対物レンズ口径:80mm
・ドーズの分解能:1.45"
・イメージセンサ分解能:1.32"相当
(イメージセンサ画素ピッチ:2.9μm)
・倍率(FOV):x243(0.35°)

(3)まとめ
CUSTOM-80Mに、SV305を取り付けて、直焦点撮影を試みた。
都内の星空において、リゲル、シリウスの撮影を試みた。
シリウス周辺の8等星を手がかりに星図との比較による傾き補正(上が北)を行った。
撮影画像をマカリで分析してシリウスBらしき星の離角と位置角を計測し、グラフにプロットした。

参考文献:
(1)ビクセン (企業)-Wikipedia
(2)天体望遠鏡、買いました-うららkaブログ版
(3)ビクセン カスタム80M
(4)機材紹介-Star Stars
(5)SV305デジアイピースの使用方法
(6)SVBONY SV305 取扱説明書
(7)Svbony SV305 Camera FAQ
(8)IMX290NQV-SONY
(9)SVBONY CLSフィルター 1.25インチ光害カットフィルター 天体観察 天体撮影
(10)SharpCap
(11)AUTOSTAKKERT!
(12)RegiStax6
(13)RegiStax-Wikipedia
(14)ImageMagick
(15)すばる画像解析ソフト-Makali`i-配布サイト
(16)マカリ:Makali`i 超入門編(マニュアル)
(17)今日のほしぞら
(18)Stellarium-Web
(19)リゲル-Wikipedia
(20)シリウス-Wikipedia
(21)天文年鑑2024年版、天文年鑑編集委員会 編、発行所 誠文堂新光社、2023年11月30日発行、pp.200-201.
(22)山田 卓 著、肉眼・双眼鏡・小望遠鏡によるほしぞらの探訪<<新装版>>、発行所 地人書館、2017年4月15日新装版第1刷、pp.303-315.
(23)恒星-NAOJ
(24)カテゴリー 恒星(b)-KIMUKAZU blog
(25)CUSTOM-80MとSV305を用いた直焦点撮影(4)-goo blog
(26)CUSTOM-80MとSV305を用いた直焦点撮影(6)-goo blog
(27)シリウスBにご注目 - 阿南市科学センター / 天文館 blog
(28)Sirius B-西はりま天文台
(29)シリウスの伴星Bを観測するチャンス到来!-EYEBELL
(30)シリウスの伴星 観測好機-おさのフォト日記
(31)観察報告の集計-シリウスBチャレンジ
(32)観察しよう-シリウスBチャレンジ
(33)シーイング-Wikipedia
(34)The Pickering Seeing Scale
(35)Astronomy Seeing Tokyo
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R100SとMars-C Ⅱを用いた直焦点撮影(51)

2024-02-16 07:30:39 | 星雲・星団(b)
(1)概要
 ・撮影対象(オリオン座)
  NGC2024[17,20-21]
 ・機材
  望遠鏡:Vixen R100S 600mm F6[1,2] ※中古(ヤフオクで入手)
  ファインダー:6x30mmファインダー(アクロマート)[1]
  イメージセンサ:Mars-C Ⅱ(SONY IMX662 1/2.8型 1936×1100 2.9μm)[3-5]
  フィルタ:Player One UV IR-CUT 1.25"[6]
  架台:AZ-GTi赤道儀化マウント[12] 恒星追尾モード、プレートソルブと同期[14]
 ・画像処理
  パソコン:WindowsノートPC(Core i5 2.30GHz 、8GB、240GB-SSD)
  イメージキャプチャ:SharpCap4.1[7] Live Stack(fits)
  画像解析:マカリ[8-9] 画像演算(左右反転、回転)
  画像補正:ASTAP[10] 自動カラー補正、αδ grid処理、Deepsky annotation処理、fits→jpg変換
  画像処理:ImageMagick[11] append処理、トリミング処理

(2)撮影結果

2024-02-07 22:12 NGC2024
Mars-C Ⅱ(UV IR-CUT), R100S 600mm F6
Gain 360, Exp. 6sec, WB(Auto)(B=466 G=0 R=344), 1936×1100, RAW16, StackedFrames=150, Total Exp. 900sec
※NGC2024を自動導入後にプレートソルブと同期を実施(SharpSolve[14]を使用)
※ASTAPで自動カラー補正、αδ grid処理、Deepsky annotation処理(右画像)を実施

・口径:100mm
・ドーズの分解能:1.16"
・イメージセンサ分解能:1.99"相当
(イメージセンサ画素ピッチ:2.9μm)
・倍率(FOV):x160(0.30°)

(3)まとめ
電視観望(Electronically-Assisted Astronomy:EAA)を目的に、R100SにMars-C Ⅱを取り付け、AZ-GTi赤道儀化マウントに搭載して、直焦点撮影を試みた。
都内の星空において、ライブスタック機能を活用し、オリオン座のNGC2024の撮影を試みた。
ここでは、撮影したFITS画像について、ASTAPを用いて自動カラー補正、αδ grid処理、Deepsky annotation処理を試みた。

参考文献:
(1)ビクセンNEWポラリスR-100S
(2)ニュートン式望遠鏡-Wikipedia
(3)PlayerOne Mars-C Ⅱ
(4)Mars-C II USB3.0 Color Camera (IMX662)
(5)SONY IMX662
(6)S-series UV IR-CUT 1.25″ Filter
(7)SharpCap
(8)すばる画像解析ソフト-Makali`i-配布サイト
(9)マカリ:Makali`i 超入門編(マニュアル)
(10)ASTAP, the Astrometric STAcking Program
(11)ImageMagick
(12)AZ-GTi赤道儀化マウント-goo blog
(13)WindowsPC環境におけるプレートソルビング(12)-goo blog
(14)WindowsPC環境におけるプレートソルビング(14)-goo blog
(15)今日のほしぞら
(16)Stellarium-Web
(17)NGC 2024-Wikipedia
(18)NGC2024
(19)Hubble Spots Swirls of Dust in the Flame Nebula
(20)オリオン座-Wikipedia
(21)山田 卓 著、肉眼・双眼鏡・小望遠鏡によるほしぞらの探訪<<新装版>>、発行所 地人書館、2017年4月15日新装版第1刷、pp.266-273.
(22)銀河系内の星雲・星団-NAOJ
(23)カテゴリー 星雲・星団(b)-KIMUKAZU blog
(24)R100SとMars-C Ⅱを用いた直焦点撮影(25)-goo blog
(25)R100SとMars-C Ⅱを用いた直焦点撮影(3)-goo blog
(26)渡邉 耕平 著、”電視観望実践ガイドブック Ver 1.1”、サイトロンジャパン発行、2021年11月17日第二版発行.
(27)(多分)一番シンプルなプレートソルブ-ほしぞloveログ
(28)Windows MiniPCでヘッドレスリモートEAA環境ようやく全て動作(かな?)
(29)プレートソルビングが失敗する場合の解決策 まとめ
(30)SharpCapの新プレートソルブ「SharpSolve」-ほしぞloveログ
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NewスカイステージとMars-C Ⅱを用いた直焦点撮影(29)

2024-02-16 00:01:16 | 星雲・星団(b)
(1)概要
 ・撮影対象(オリオン座)
  IC434(馬頭星雲)[20,23-24]
 ・機材
  望遠鏡:Newスカイステージ 300mm F4[1-2] ※中古(ヤフオクで入手)
  ファインダー:6x30mm天頂プリズム内蔵ファインダー(スコープテック)[3-4]
  イメージセンサ:Mars-C Ⅱ(SONY IMX662 1/2.8型 1936×1100 2.9μm)[5-7]
  フィルタ:Player One UV IR-CUT 1.25"[8]
  架台:AZ-GTi赤道儀化マウント[15] 恒星追尾モード、プレートソルブと同期[16-17]
 ・画像処理
  パソコン:WindowsノートPC(Core i5 2.30GHz 、8GB、240GB-SSD)
  イメージキャプチャ:SharpCap4.1[10] Live Stack(fits)
  画像解析:マカリ[11-12] 画像演算(左右反転、回転)
  画像補正:ASTAP[13] 自動カラー補正、αδ grid処理、Deepsky annotation処理、fits→jpg変換
  画像処理:ImageMagick[14] トリミング処理、append処理

(2)撮影結果

2024-01-31 21:33 IC434
Mars-C Ⅱ(UV IR-CUT), Newスカイステージ 300mm F4
Gain 360, Exp. 6sec, WB(Auto)(B=388 G=0 R=429), 1936×1100, RAW16, StackedFrames=150, Total Exp. 900sec
※IC434を自動導入後、プレートソルブと同期を実施(ASTAPを使用[17])
※ASTAPを用い、FITS画像の自動カラー補正、αδ grid処理、Deepsky annotation処理(右画像)を実施

・対物レンズ口径:76mm
・ドーズの分解能:1.52"
・イメージセンサ分解能:3.99"相当
(イメージセンサ画素ピッチ:2.9μm)
・倍率(FOV):x80(0.61°)

(3)まとめ
電視観望(Electrically-Assisted Astronomy:EAA)を目的に、NewスカイステージにMars-C Ⅱを取付け、AZ-GTi赤道儀化マウントに搭載して、直焦点撮影を試みた。
ここでは、オリオン座のIC434の撮影を試みた。
都内の星空において、プレートソルビング技術を応用し、目的とする天体を望遠鏡視野へ導入し、また、ライブスタック機能を活用して、天体を撮影することを試みた。
また、ここでは、撮影したFITS画像について、ASTAPを用いて自動カラー補正、αδ grid処理、Deepsky annotation処理を試みた。

参考文献:
(1)New スカイステージ
(2)SKYWALKER SW-1PC/NEW SKYSTAGE取扱説明書
(3)6倍30mm天頂プリズム内蔵ファインダー
(4)6X30ファインダー用ブラケットR70
(5)PlayerOne Mars-C Ⅱ
(6)Mars-C II USB3.0 Color Camera (IMX662)
(7)SONY IMX662
(8)S-series UV IR-CUT 1.25″ Filter
(9)Quad BP フィルター III
(10)SharpCap
(11)すばる画像解析ソフト-Makali`i-配布サイト
(12)マカリ:Makali`i 超入門編(マニュアル)
(13)ASTAP, the Astrometric STAcking Program
(14)ImageMagick
(15)AZ-GTi赤道儀化マウント-goo blog
(16)WindowsPC環境におけるプレートソルビング(10)-goo blog
(17)WindowsPC環境におけるプレートソルビング(13)-goo blog
(18)今日のほしぞら
(19)Stellarium-Web
(20)馬頭星雲-Wikipedia
(21)馬頭星雲-天体写真の世界
(22)IC434馬頭星雲
(23)オリオン座-Wikipedia
(24)山田 卓 著、肉眼・双眼鏡・小望遠鏡によるほしぞらの探訪<<新装版>>、発行所 地人書館、2017年4月15日新装版第1刷、pp.266-273.
(25)銀河系内の星雲・星団-NAOJ
(26)カテゴリー 星雲・星団(b)-KIMUKAZU blog
(27)MILTOL200mmとNeptune-C Ⅱを用いた直焦点撮影(216)-goo blog
(28)R100SとMars-C Ⅱを用いた直焦点撮影(42)-goo blog
(29)渡邉 耕平 著、”電視観望実践ガイドブック Ver 1.1”、サイトロンジャパン発行、2021年11月17日第二版発行.
(30)Kenko New スカイステージ改 ノーマルからの変更点
(31)Newスカイステージのメンテナンス-goo blog
(32)(多分)一番シンプルなプレートソルブ-ほしぞloveログ
(33)プレートソルブトラブル解決集-ほしぞloveログ
(34)AZ-GTiでのプレートソルブのトラブル解決決定版-ほしぞloveログ
(35)PC版「SynScanPro」新しいバージョンがリリースされました(追記)
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