(1)撮影概要
・撮影対象(ふたご座)
IC443(くらげ星雲)[20,23-24]
・機材
望遠鏡:MILTOL 200mm F4[1-2]
ファインダ:SVBONY SV182 6x30 十字線入り90°正立ファインダー[3]
※MILTOLへのファインダ台座取付けは、参考文献[4]を参照した。
イメージセンサ:SVBONY SV305 CMOSイメージセンサ(SONY IMX290 1/2.8型 1920x1080 2.9μm)[5-8]
フィルタ:SVBONY CLSフィルター 1.25インチ光害カットフィルター[9]
架台:AZ-GTi赤道儀化マウント[15] 恒星追尾モード、プレートソルブと同期[17]
・画像処理
パソコン:WindowsノートPC(Core i5 2.30GHz 、8GB、240GB-SSD)
イメージキャプチャ:SharpCap4.0[10] Live Stack(fits)
画像解析:マカリ[11-12] 画像演算(左右反転、回転)
画像補正:ASTAP[13] 自動カラー補正、αδ grid処理、Deepsky annotation処理、fits→jpg変換
画像処理:ImageMagick[14] トリミング処理
(2)撮影結果
2024-03-15 22:02 IC443
SV305(CLS), MILTOL 200mm F4
Gain 400, Exp. 6sec, WB(B=124 G=128 R=250), 1920x1080, RGB24, StackedFrames=110, Total Exp. 660sec
※IC443を自動導入後、プレートソルブと同期を実施(SharpSolveを利用[17])
※ASTAPを用い、FITS画像の自動カラー補正、αδ grid処理、Deepsky annotation処理(右画像)を実施
MILTOL200mmは、デュアルナローバンド系のフィルタで「化ける」タイプ[34-36]では無いようだ
(「化ける」タイプ:C線とF線について色消しされているアクロマート鏡筒)
・対物レンズ口径:50mm
・ドーズの分解能:2.32"
・イメージセンサ分解能:5.98"相当
(イメージセンサ画素ピッチ:2.9μm)
・倍率(FOV):x53(0.90°)
(3)まとめ
電視観望(Electrically-Assisted Astronomy:EAA)を目的に、MILTOL200mmにSV305(CLSフィルタ付き)を取付け、AZ-GTi赤道儀化マウントに搭載して、直焦点撮影を試みた。
ここでは、ふたご座のIC443の撮影を試みた。
都内の星空において、プレートソルビング技術を応用し、目的とする天体を望遠鏡視野へ導入し、また、ライブスタック機能を活用して、天体を撮影することを試みた。
また、ここでは、撮影したFITS画像について、ASTAPを用いて自動カラー補正、αδ grid処理、Deepsky annotation処理を試みた。
参考文献:
(1)
MILTOL 200mm F4レンズ
(2)
テレスコープ 200mm F4レンズキット
(3)
SVBONY SV182 6X30 十字線入り 90°正立ファインダー 90°直角プリズム ブラケット付属
(4)
【お詫びと訂正】~MILTOLのファインダー台座の件 2020/08/06-中川光学研究室ブログ
(5)
SVBONY SV305 CMOSカメラ 接眼レンズ 1.25インチアイピース 惑星観察
(6)
IMX290NQV
(7)
SV305デジアイピースの使用方法
(8)
Svbony SV305 Camera FAQ
(9)
SVBONY CLSフィルター 1.25インチ光害カットフィルター 天体観察 天体撮影
(10)
SharpCap
(11)
すばる画像解析ソフト-Makali`i-配布サイト
(12)
マカリ:Makali`i 超入門編(マニュアル)
(13)
ASTAP, the Astrometric STAcking Program
(14)
ImageMagick
(15)
AZ-GTi赤道儀化マウント-goo blog
(16)
WindowsPC環境におけるプレートソルビング(12)-goo blog
(17)
WindowsPC環境におけるプレートソルビング(16)-goo blog
(18)
今日のほしぞら
(19)
Stellarium-Web
(20)
IC 443-Wikipedia
(21)
ふたご座のクラゲ星雲-天体写真の世界
(22)
超新星残骸-Wikipedia
(23)
ふたご座-Wikipedia
(24)山田 卓 著、肉眼・双眼鏡・小望遠鏡によるほしぞらの探訪<<新装版>>、発行所 地人書館、2017年4月15日新装版第1刷、pp.290-295.
(25)
銀河系内の星雲・星団-NAOJ
(26)
カテゴリー 星雲・星団(b)-KIMUKAZU blog
(27)
FMA135とNeptune-C Ⅱを用いた直焦点撮影(44)-goo blog
(28)
MILTOL200mmとNeptune-C Ⅱを用いた直焦点撮影(109)-goo blog
(29)
意外な伏兵、Kenko Miltol 200mm F4
(30)
投稿:MILTOL200mmF4テレスコープモデルによる電子観望 2020/08/02-中川光学研究室ブログ
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