KIMUKAZU blog

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MAK127SPとSV305を用いた直焦点撮影(9)

2020-08-21 12:10:15 | 木星
天体望遠鏡:MAK127SP[1-4]にイメージセンサSV305[5-8]を取り付けて、木星[9]の直焦点撮影を試みた[23,25-27]。
撮影データのスタック処理、および、Wavelet処理に、Lynkeos[11]を用いた[24,26-27]。
その結果を次に記す。

(1)MAK127SPとSV305を用いた直焦点撮影概要
MAK127SPにイメージセンサSV305を取り付け、ポルタ経緯台に搭載し、木星の撮影を行った[23,25-27]。
SV305からの映像信号は、SharpCap3.2[10]を用い、WindowsノートPCに取り込んだ。
木星の望遠鏡の視野への導入は、付属のファインダ(レッド・ドット式)を用いてアライメントし、ノートPCの画面に木星が写ることを確認することで行った。
木星の撮影は、ノートPCの液晶画面を見ながらピントを合わせ、SharpCap3.2のキャプチャ機能を用いてaviファイルを取り込んだ。
撮影時間は、約15秒(約450フレーム)である。
取り込んだaviファイルは、FFmpeg[12]を用いて、RGB24からMPEG-4へエンコードするとともに動画長を10sec(300フレーム)にトリミングした。
その後、Mac OS環境において、Lynkeos[11]を用いて、スタック処理、および、Wavelet処理を行った[24]。
また、Lynkeosからの出力画像は、ImageMagick[14]を用いてトリミング処理した。

(2)木星の撮影結果

2020-08-20 21:00 木星(等級:-2.6、視半径:22.8")[13]
SV305, MAK127SP 1500mm F12
SV305, Gain 30, 露出 5.2ms, WB(B=223 G=100 R=135), 1920x1080, RGB24, 30fps


2020-08-20 21:31 木星(等級:-2.6、視半径:22.8")[13]
SV305, MAK127SP 1500mm F12
SV305, Gain 30, 露出 6.3ms, WB(B=223 G=100 R=135), 1920x1080, RGB24, 30fps


2020-08-20 21:59 木星(等級:-2.6、視半径:22.8")[13]
SV305, MAK127SP 1500mm F12
SV305, Gain 30, 露出 4.5ms, WB(B=223 G=100 R=135), 1920x1080, RGB24, 30fps


2020-08-20 22:30 木星(等級:-2.6、視半径:22.8")[13]
SV305, MAK127SP 1500mm F12
SV305, Gain 30, 露出 6.0ms, WB(B=223 G=100 R=135), 1920x1080, RGB24, 30fps


2020-08-20 22:58 木星(等級:-2.6、視半径:22.8")[13]
SV305, MAK127SP 1500mm F12
SV305, Gain 30, 露出 6.1ms, WB(B=223 G=100 R=135), 1920x1080, RGB24, 30fps


※LynkeosでのWavelet処理パラメータ例(共通)

・対物レンズ口径:127mm
・ドーズの分解能:0.91"[15]
・イメージセンサ分解能:0.80"相当[15]
(イメージセンサ画素ピッチ:2.9μm[16])

(3)まとめ
MAK127SPにSV305を取り付け、木星の直焦点撮影を試みた。
撮影データのスタック処理、および、Wavelet処理にLynkeosを用いた。
木星の自転により大赤斑[19]が移動する様子、衛星イオ[20]の影、および、衛星イオ[20]が確認できた[21]。

参考文献:
(1)Maksutov Cassegrains
(2)マクストフカセグレン式望遠鏡-Wikipedia
(3)Sky-Watcher-Wikipedia
(4)Sky-Watcher Global Website
(5)SV305デジアイピースの使用方法
(6)SVBONY SV305 取扱説明書
(7)Svbony SV305 Camera FAQ
(8)SVBONY
(9)木星-Wikipedia
(10)SharpCap
(11)Lynkeos
(12)FFmpeg
(13)今日のほしぞら
(14)ImageMagick
(15)望遠デジタルカメラの分解能-goo blog
(16)IMX290NQV
(17)RegiStax6
(18)RegiStax-Wkipedia
(19)大赤斑-Wikipedia
(20)ガリレオ衛星-Wikipedia
(21)Galilean Moons of Jupiter
(22)MAK127SPとSV305を用いた直焦点撮影-goo blog
(23)MAK127SPとSV305を用いた直焦点撮影(2)-goo blog
(24)MAK127SPとSV305を用いた直焦点撮影(3)-goo blog
(25)MAK127SPとSV305を用いた直焦点撮影(4)-goo blog
(26)MAK127SPとSV305を用いた直焦点撮影(5)-goo blog
(27)MAK127SPとSV305を用いた直焦点撮影(6)-goo blog
(28)木星の大赤斑が観察・撮影できる日時を計算してみました(追加有)
(29)CMOSカメラで木星と土星を撮影しました
(30)CMOSカメラで木星と土星を撮影練習しました
(31)3惑星を撮りました
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遊星號による天体観察(15)

2020-08-20 00:08:07 | 
遊星號[1]を用いて、月[3]を観察した結果を記す。
月のみかけの大きさの変化[8]を確認できた。


2020-04-08 20:25 月(月齢:15.1、視半径:16.8')[2]
OLYMPUS E-PM2, 遊星號 800mm x2(デジタルテレコン) F16
Sモード, ISO400, 800mm x2(デジタルテレコン), F16, 1/500sec, MF, 太陽光


2020-05-07 21:57 月(月齢:14.4、視半径:16.7')[2]
OLYMPUS E-PM2, 遊星號 800mm x2(デジタルテレコン) F16
Sモード, ISO200, 800mm x2(デジタルテレコン), F16, 1/200sec, MF, 太陽光


2020-06-08 22:45 月(月齢:16.8、視半径:15.7')[2]
OLYMPUS E-PM2, 遊星號 800mm x2(デジタルテレコン) F16
Sモード, ISO800, 800mm x2(デジタルテレコン), F16, 1/30sec, MF, 太陽光


2020-07-02 19:40 月(月齢:11.1、視半径:16.2')[2]
OLYMPUS E-PM2, 遊星號 800mm x2(デジタルテレコン) F16
Sモード, ISO400, 800mm x2(デジタルテレコン), F16, 1/100sec, MF, 太陽光

※撮影画像(jpg)は、ImageMagick[4]でXGA(1024x768)へリサイズ
※リサイズした画像を、RegiStax6[5]でスタック処理、および、Wavelet処理
※さらに、RegiStax6からの出力画像を複数枚用いて、Image Composite Editor[6]でパノラマ合成

・口径:50mm
・ドーズの分解能:2.32"[7]
・イメージセンサ分解能:1.93"相当[7]
(イメージセンサ画素ピッチ:3.74μm[7])

参考文献:
(1)アメリカン!遊星號(三脚台座1/4雌ネジ付)
(2)今日のほしぞら-国立天文台暦計算室
(3)月-Wikipedia
(4)ImageMagick
(5)RegiStax
(6)Image Composite Editor
(7)望遠デジタルカメラの分解能-goo blog
(8)2020年 月の地心距離と満月
(9)遊星號による天体観察-goo blog
(10)遊星號による天体観察(2)-goo blog
(11)遊星號による天体観察(9)-goo blog
(12)遊星號による天体観察(12)-goo blog
(13)遊星號による天体観察(13)-goo blog
(14)OLYMPUS E-PM2と遊星號を用いた直焦点撮影(5)-goo blog
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遊星號による天体観察(14)

2020-08-19 14:25:40 | 金星
遊星號[1]を用いて、金星[3]を観察した結果を記す[7-9]。
金星の満ち欠けを確認できた。

(1)金星(宵の明星)の撮影結果

2020-04-05 19:32 金星(等級:-4.4、視半径:13.8")[2]
OLYMPUS E-PM2, 遊星號 800mm x2(デジタルテレコン) F16S
Sモード, ISO200, 800mm x2(デジタルテレコン), F16, 1/320sec, MF, 太陽光


2020-04-28 19:14 金星(等級:-4.5、視半径:18.7")[2]
OLYMPUS E-PM2, 遊星號 800mm x2(デジタルテレコン) F16
Sモード, ISO200, 800mm x2(デジタルテレコン), F16, 1/640sec, MF, 太陽光


2020-05-11 18:35 金星(等級:-4.5、視半径:23.0")[2]
OLYMPUS E-PM2, 遊星號 800mm x2(デジタルテレコン) F16
Sモード, ISO200, 800mm x2(デジタルテレコン), F16, 1/100sec, MF, 太陽光
※ムーンフィルタ使用

(2)金星(明けの明星)の撮影結果

2020-08-09 04:37 金星(等級:-4.3、視半径:12.4")[2]
OLYMPUS E-PM2, 遊星號 800mm x2(デジタルテレコン) F16
Sモード, ISO320, 800mm x2(デジタルテレコン), F16, 1/500sec, MF, 太陽光


2020-08-19 04:36 金星(等級:-4.3、視半径:11.1")[2]
OLYMPUS E-PM2, 遊星號 800mm x2(デジタルテレコン) F16
Sモード, ISO200, 800mm x2(デジタルテレコン), F16, 1/1000sec, MF, 太陽光

※Lynkeos[4]でスタック処理、および、Wavelet処理を実施
※ImageMagick[5]でトリミング処理実施

・口径:50mm
・ドーズの分解能:2.32"[6]
・イメージセンサ分解能:1.93"相当[6]
(イメージセンサ画素ピッチ:3.74μm[6])

参考文献:
(1)アメリカン!遊星號(三脚台座1/4雌ネジ付)
(2)今日のほしぞら-国立天文台暦計算室
(3)金星-Wikipedia
(4)Lynkeos
(5)ImageMagick
(6)望遠デジタルカメラの分解能-goo blog
(7)遊星號による天体観察(6)-goo blog
(8)OLYMPUS E-PM2と遊星號を用いた直焦点撮影(3)-goo blog
(9)OLYMPUS E-PM2と遊星號を用いた直焦点撮影(2)-goo blog
(10)OLYMPUS E-PM2とコルキットスピカを用いた直焦点撮影(8)-goo blog
(11)OLYMPUS E-PM2とコルキットスピカを用いた直焦点撮影(5)-goo blog
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OLYMPUS E-PM2とMAK127SPを用いた直焦点撮影(6)

2020-08-18 22:00:39 | 
MAK127SP(1500mm F12)[1-4]にデジタルカメラ(OLYMPUS E-PM2[5])をマウントし、月[6]を直焦点撮影した。
また、撮影した月の複数枚の画像を用いて、パノラマ合成した結果を記す。

(1)MAK127SPを用いた直焦点撮影概要
MAK127SPを単焦点望遠レンズ(1500mm F12)としてデジタルカメラ(OLYMPUS E-PM2)にマウントし、ポルタ経緯台に搭載した[12-15]。
月の望遠鏡の視野への導入は、付属のファインダ(レッド・ドット式)を用いてアライメントし、デジタルカメラの液晶画面に月が写ることを確認した。
また、月のピント合わせは、デジタルカメラの液晶画面に写った月面のクレーターを用いて行った。
月の撮影は動画モードで行ったが、撮影時間は月のカメラ視野内に収まる約20秒間である。
記録した動画は、Windows環境で、FFmeg[7]を用い、mov→avi変換、および、動画長を5秒間(150フレーム)にトリミングした。
さらに、上記のaviファイルをRegiStax6[8]を用いて、スタック処理、および、Wavelet処理を行った。
加えて、RegiStax6からの出力画像を複数枚(2~3枚)使用し、Image Composite Editor[9]を用いてパノラマ合成を行った。

(2)月の撮影結果

2020-07-02 20:15 月(月齢:11.2、視半径:16.2')[10]
OLYMPUS E-PM2, MAK127SP 1500mm F12
動画撮影モード, 1500mm, F12, 自動露出, 1920x1080, 29.97fps


2020-08-04 23:13 月(月齢:14.9、視半径:15.3')[10]
OLYMPUS E-PM2, MAK127SP 1500mm F12
動画撮影モード, 1500mm, F12, 自動露出, 1920x1080, 29.97fps

・口径:127mm
・ドーズの分解能:0.91"[11]
・イメージセンサ分解能:1.03"相当[11]
(イメージセンサ画素ピッチ:3.74μm[11])

(3)まとめ
MAK127SP(1500mm F12)にデジタルカメラ(OLYMPUS E-PM2)をマウントし、月の直焦点撮影を試みた。
月の撮影データのスタック処理、および、Wavelet処理は、RegiStax6を用いた。
また、複数枚の月の画像を用いて、パノラマ合成した。

参考文献:
(1)Sky-Watcher-Wikipedia
(2)Sky-Watcher Global Website
(3)Maksutov Cassegrains
(4)マクストフカセグレン式望遠鏡-Wikipedia
(5)OLYMPUS PEN mini E-PM2 主な仕様
(6)月-Wikipedia
(7)FFmpeg-Wikipedia
(8)RegiStax
(9)Image Composite Editor
(10)今日のほしぞら-国立天文台暦計算室
(11)望遠デジタルカメラの分解能-goo blog
(12)OLYMPUS E-PM2とMAK127SPを用いた直焦点撮影-goo blog
(13)OLYMPUS E-PM2とMAK127SPを用いた直焦点撮影(2)-goo blog
(14)OLYMPUS E-PM2とMAK127SPを用いた直焦点撮影(3)-goo blog
(15)OLYMPUS E-PM2とMAK127SPを用いた直焦点撮影(4)-goo blog
(16)遊星號とSV305を用いた直焦点撮影(3)-goo blog
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MAK127SPとSV305を用いた直焦点撮影(8)

2020-08-17 22:24:37 | 火星
天体望遠鏡:MAK127SP[1-4]にイメージセンサSV305[5-8]を取り付けて、火星[9]の直焦点撮影を試みた[19-25]。
撮影データのスタック処理、および、Wavelet処理に、Lynkeos[11]を用いた。
その結果を次に記す。

(1)MAK127SPとSV305を用いた直焦点撮影概要
MAK127SPにイメージセンサSV305を取り付け、ポルタ経緯台に搭載し、火星の撮影を行った[19-25]。
SV305からの映像信号は、SharpCap3.2[10]を用い、WindowsノートPCに取り込んだ。
火星の望遠鏡の視野への導入は、付属のファインダ(レッド・ドット式)を用いてアライメントし、ノートPCの画面に火星が写ることを確認することで行った。
火星の撮影は、ノートPCの液晶画面を見ながらピントを合わせ、SharpCap3.2のキャプチャ機能を用いてaviファイルを取り込んだ。
撮影時間は、約15秒(約450フレーム)である。
取り込んだaviファイルは、FFmeg[12]を用いて、動画長を10sec(300フレーム)にトリミングした。
その後、Mac OS環境において、Lynkeos[11]を用いて、スタック処理、および、Wavelet処理を行った。
また、Lynkeosからの出力画像は、ImageMagick[14]を用いてトリミング処理した。

(2)火星の撮影結果

2020-08-08 00:54 火星(等級:-1.2、視半径:7.7")[13]
SV305, MAK127SP 1500mm F12
SV305, Gain 30, 露出 4.1ms, WB(B=223 G=100 R=135), 1920x1080, RGB24, 30fps


2020-08-11 01:10 火星(等級:-1.3、視半径:7.9")[13]
SV305, MAK127SP 1500mm F12
SV305, Gain 30, 露出 1.5ms, WB(B=223 G=100 R=135), 1920x1080, RGB24, 30fps


2020-08-16 01:34 火星(等級:-1.4、視半径:8.2")[13]
SV305, MAK127SP 1500mm F12
SV305, Gain 30, 露出 2.7ms, WB(B=223 G=100 R=135), 1920x1080, RGB24, 30fps


※LynkeosでのWavelet処理パラメータ例(共通)

・対物レンズ口径:127mm
・ドーズの分解能:0.91"[15]
・イメージセンサ分解能:0.80"相当[15]
(イメージセンサ画素ピッチ:2.9μm[16])

(3)まとめ
MAK127SPにSV305[5-8]を取り付け、火星の直焦点撮影を試みた。
撮像データのスタック処理、および、Wavelet処理にLynkeosを用いた。
その結果、火星の極冠[17]や表面の模様[18]の変化を確認できた。

参考文献:
(1)Maksutov Cassegrains
(2)マクストフカセグレン式望遠鏡-Wikipedia
(3)Sky-Watcher-Wikipedia
(4)Sky-Watcher Global Website
(5)SV305デジアイピースの使用方法
(6)SVBONY SV305 取扱説明書
(7)Svbony SV305 Camera FAQ
(8)SVBONY
(9)火星-Wikipedia
(10)SharpCap
(11)Lynkeos
(12)FFmpeg
(13)今日のほしぞら
(14)ImageMagick
(15)望遠デジタルカメラの分解能-goo blog
(16)IMX290NQV
(17)極冠-Wikipedia
(18)大シルチス-Wikipedia
(19)MAK127SPとSV305を用いた直焦点撮影-goo blog
(20)MAK127SPとSV305を用いた直焦点撮影(2)-goo blog
(21)MAK127SPとSV305を用いた直焦点撮影(3)-goo blog
(22)MAK127SPとSV305を用いた直焦点撮影(4)-goo blog
(23)MAK127SPとSV305を用いた直焦点撮影(5)-goo blog
(24)MAK127SPとSV305を用いた直焦点撮影(6)-goo blog
(25)MAK127SPとSV305を用いた直焦点撮影(7)-goo blog
(26)CMOSカメラで火星を試写しました(写真追加有)
(27)3惑星を撮りました
(28)火星最接近2020
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