『黒狗』の小屋

毎週、(金)に特撮作品の感想、(日)に漫画の感想を書いてます。

三大特撮感想(2024-5-12分)

2024-05-17 21:21:06 | 日記

ウルトラマンニュージェネレーションスターズ

第10話「英雄たちの邂逅」では、ウルトラマン作品に於いて、大切な魅力の一つをガッツリと推してきましたね。

ウルトラマン作品の魅力は何か、と考えた時、それは見る人で異なるでしょうけど、ウルトラマン同士の共闘、これは決して、外しちゃいけない要素でしょう。むしろ、そこを外して、ウルトラマン作品を語る方が難しいくらいかもしれません。

ウルトラマンたちは、単体でも強い訳ですが、その強さが通じない強敵に遭遇したり、ピンチに陥ってしまう事も少なくありません。そんな追い詰められた時に、歴戦の猛者たるウルトラマンたちが助けに来てくれて、共闘する、この展開は、ファンの胸を実に熱くさせてくれます。

ウルトラ十勇士や、トリガーとデッカーの共闘も実にグッと来るものですが、私的には、今回、久しぶりに姿を見せたイグニスが変身するトリガダークとケンゴが変身するトリガーが、バニラとアボラスのコンビ相手に戦うエピソードが好きですね。光と闇だからこそ混じり合った時、凄まじい力を発するものです。まぁ、ぶっちゃけ、この後、イグニスはやらかしてくれる訳ですがw

それにしても、まさか、マウンテンガリバーが、光の国からウルトラマンたちの歴史を消去するっつー大罪を犯した人工知能衛星たるエディオムだったとは・・・ビックリすぎて、開いた口が塞がりませんでした。まぁ、エディオムも、自分の罪を悔い、反省し、ウルトラマンたちも彼を許しているのだから、その罪に対し、ゴチャゴチャ言うのは野暮ってもんか。ただ、どうして、エディオムがユカ隊員の元にやってくる事になったのか、また、アースガロンとウルトラマンブレーザーのデータを取り込んだハイパーキーを生み出したのか、そこは解らない。その辺りが、いずれ、明らかになる時が楽しみだ。

 

爆上戦隊ブンブンジャー

バクアゲ11「少年がほしいもの」は、新幹部登場に対するワクワクと、病気の子供を元気付けるって感動系ストーリーが織り交ざって、良い感じの内容になってました。

自分に、今の生き方をする覚悟を促してくれた大恩人である大企業の代表である内藤へ会いに行った大也。それなりの年齢になっているはずの自分に対して、「少年」呼びしてくる内藤に対して、嫌な顔をするどころか、大也は何気に嬉しそう。そんな大也と旧交を温めるためだけに、内藤は呼び出した訳じゃなく、彼へ「届け屋」の依頼をする。届けるべきものは、ブンレッドのぬいぐるみ。これを、病気で入院している部下の子供に届けてほしい、それが内藤の頼みだった。大恩人からの依頼であり、なおかつ、子供を笑顔に出来る仕事であれば、大也が断るはずはない。

大也が「届け屋」の仕事を請けている裏で、怖かったが頼りにしていたマッドレックスがいなくなった事で気が抜けてしまったのか、デコトラーデたちは今日は休みにしよう、とダラけていた。そんなサンシータたちの元にやってきたのが、ハシリヤンの改造隊長であるキャノンボーグだった。何の前触れも無しにやってきたキャノンボーグに戸惑いつつも、幹部に逆らえないのが部下の辛さ。ダラダラしようとしていたのに、いきなり、仕事をやらされることに面倒臭さを覚えながら、イターシャはアンテナグルマーを生み出し、ギャーソリン集めを命じる。

このアンテナグルマーの能力ってのが、アンテナをくっつけた人間を自在に操るってもんで、これは地味に厄介。雑兵であるネジレッタなら、ブンブンジャーだって遠慮なく倒せるが、一般人が操られて襲い掛かってくるんじゃ、そりゃ、攻撃できない。それでも、冷静に対処し、毒電波を発しているアンテナグルマーの発信機を破壊するのは、さすが。けれど、改造隊長であるキャノンボーグは、既に、アンテナグルマーに改造を施していた。より強化された能力で、よりにもよって、ブンブルー、ブンピンク、ブンブラックまで操られ、ブンオレンジに攻撃を仕掛ける。ここで明らかになったのが、ブンオレンジの素の能力が高いってこと。アンテナグルマーに操られて、本来の良さを発揮できてない事を差っ引いても、この三人相手に追い詰められながらも変身解除まで追い込まれない、ブンオレンジの戦闘力は結構、高い。

そんなブンオレンジのピンチに駆けつけたのが、ブンレッド。ほぼ偶然ではあったけど、ブンブンチェンジャーとブンブンブースターの共鳴によって、アンテナグルマーの毒電波は無効化され、三人は解放される。変身アイテムの音声が、敵の能力を打ち消すって流れは、結構、私、好きですね。巨大化したアンテナグルマーも、ブンブンジャーロボナイトで一刀両断!! 敵を倒したら、すぐさま、大也は「届け屋」の仕事へ戻る。子供の笑顔の為なら、自分に出来る全力を出す。つまり、ブンレッドとして、子供に会いに行く!! そりゃ、子供も大喜びですわ。部下から、その報告を受けた内藤もまた、大也=ブンレッドと知る事に。内藤の依頼に、今度は、ブンブンジャー5人全員で挑むって展開、あったりするかな?

 

仮面ライダーガッチャード

第35話「ゴージャスタイム! レジェンダリーは終わらない」、これにて、vsレジェンドは終わりでしょうかね。最初こそ、カオス感が強々で戸惑いこそしましたけど、やっぱり、楽しくて、いざ、終わるとなると、実に寂しい。これは、本当に面白かった証拠だよな、と特撮好きとして感じます。

前回、共にアークワンを倒したにも関わらず、いきなり、宝太郎にレジェンドヘ変身して襲い掛かるカグヤ。宝太郎もガッチャードに変身して対抗しようとするが、やはり、友達と戦いたくないって気持ちがあるからか、押されてしまう。まぁ、カグヤ自身も乗り気じゃなかったから、ヴァルバラドが助けに入らなくても、大怪我はしなかっただろうな。平成仮面ライダーシリーズ好きのファンなら、カグヤの行動の意図、察せるでしょう。友達に会いたくて来てしまった自分の所為で、別の世界が崩壊の危機に瀕してしまった以上、自分独りで何とかするしかない、と思い詰めちゃったんでしょう、カグヤは。

一方で、ギギストはサイゲツの肉体を再練成させる。「ハンドレッド」の首領たちによって、ドゥームズクロックに変えられてしまったサイゲツを復活させる、それだけで、ギギストが錬金術師として、ずば抜けた実力を持っている事が窺えるな。当然、ギギストが、サイゲツを単に復活させるだけで済ませるはずがない。まさか、サイゲツが変身したアークワンに、「ナンモナイト」、「セイゾンビ」、「ギガロドン」、そして、「ゴキゲンメテオン」のケミー4体をぶち込んで、アークワンマルガムに変貌させるとは。マルガムとは悪意を持った人間がケミーを取り込む事で生まれる怪人。アークの力を有するアークワンがマルガムになったら、そりゃ、強い。ガッチャード、マジェード、ヴァルバラド、レジェンドの4ライダーでも撤退するしかないとは・・・

この世界を守りたいのは、宝太郎もカグヤも同じ。けど、これまで、一人でゴージャスに戦ってきたカグヤは、どうしても、自分一人で何とかしようと意地を張る。そんなカグヤに、共闘しよう、と押し付けするのではなく、何を言われても隣で戦う、ある意味、宝太郎らしいドポジティブ発言をかます。そんな宝太郎の、自分に負けないくらい頑固な部分にカグヤも気が抜けてしまったのか、共闘を受け入れる。こういうトコが、宝太郎の強味だよなぁ。いや、しっかし、これまでのバトルも、ゴージャカオスだったけど、今回は輪をかけて凄かった。特に、グランドジオウの能力で、鎧武のカチドキ旗を召喚したけど、これは違うな、と捨てた瞬間は、もう、笑うしかなかった。カグヤ、仮面ライダーに対しては、ちゃんと敬意を持っているけど、細かい情報までは持ってないのかもな。

ケミーが4体くっついているから強い、なら、4体のケミーを解放すれば勝てる、その為には、4人の必殺キックをぶつければいい、と作戦を立てるガッチャード。けど、今、マジェードとヴァルバラドは大量のカッシーンを相手にしてくれているから、この場には、ガッチャードとレジェンドしかない。なら、どうする、となった時、ぶっ飛んだ方法で不可能を可能にするのが、カグヤのゴージャス流。まさか、グランドジオウの能力で、ジオウとジオウⅡを同時召喚し、頭数を揃えちゃうとは。いくら、アークワンマルガムでも、4種の必殺キックをかまされちゃ、敗北ですわ。ドゥームズクロックも無事に破壊し、世界を守った宝太郎たちは、カグヤを歓迎し、同時に、送り出すパーティを催す。ようやく、宝太郎と友情の握手を交わせ、大満足のカグヤだったけど、自分の世界に帰る道中で、変貌したガッチャードの姿を見て愕然としてしまう。同時に、ギギストは、ガッチャードの中に、目当てのものを見つけた様子。ここから、更に戦いは激しくなり、宝太郎はどんな絶望を乗り越えて、最強に到っていくのかね・・・

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする