『黒狗』の小屋

毎週、(金)に特撮作品の感想、(日)に漫画の感想を書いてます。

三大特撮感想(2024-5-5分)

2024-05-10 19:27:18 | 日記

ウルトラマンニュージェネレーションスターズ

第9話「怪奇! 虫の音の夜」は、ウルトラマンブレーザーの激闘の一コマについて振り返っていましたね。

いきなり、上層部から呼び出されたユカ隊員。一体、その場に残されたマウンテンガリバーは掃除でもしようか、と意気込むも、突如、意識(?)を失ってしまう。その矢先、ユカ隊員のパソコンはまたしても、謎のデータを受け取り、動画の再生を開始する。それが、ブレーザーがズグガンと戦った時のエピソードだった。

ズグガンが出現したのが、「SKaRD」の副隊長であるテルアキさんの故郷だった。ゲントを支える副隊長として忙しく働くテルアキさんは、父が倒れた、と電話を受け、大慌てで帰郷する。けれど、それは、次男に今の仕事を止めて貰いたい父が長男に吐かせた嘘だった。嘘を吐くってのは良くない事なんだけど、このお父さんの心情も慮れるんだよなぁ。

息子がいつ、命を落としても不思議じゃない職に就いているんだから、そりゃ、不安だよ。その不安が、多くの畑が被害を受けた心労で倒れた事によって噴き出しちまったんだろうな。けど、実際に、自分の目で、息子が、どういう仕事を、硬い覚悟を持ってしているか、を視た事で、父の心配は消し飛んだんだろうな。ブレーザーvsズクガンの戦いで熱くなった胸は、ナグラ父子の関係でグッと来ますよね。ほんと、お父さんが耕した土を握り締めて、声を震わせるシーンに泣きそうになった人は多いんじゃないでしょうか。

そんな胸を打たれるエピソードだった訳だが、またしても、そのデータがガッツハイパーキーへ転送され、今度は、ウルトラマンブレーザーのキーが顕現。ユカ隊員と共に、マウンテンガリバーが首を傾げている所を見るに、コイツの中に、何かいる?

 

爆上戦隊ブンブンジャー

バクアゲ10「ウキウキなミッション」では、未来と玄幡の絆が、一つの難しい仕事を達成した事でグッと深まるストーリーになっていましたね。

ブンブンジャーの一員になる、と自分の意志で決めたのだから、「届け屋」の仕事も手伝うべきだろう、と考えたのか、玄幡は調さんが持ってきた仕事を引き受ける事に。最初こそ、大也たちに依頼する気だったので、やる気満々の玄幡に頼むのを渋っていた調さんだけど、ブンブンの言葉で、途端に態度を軟化させる・・・ほんと、この人、良い感じでキャラが崩れてきているな。できりゃ、今後、映画かテレビ本編でも変身して欲しいくらいだ。色はパープルっぽい。

まぁ、そこはさておき、調さんから託されたアタッシュケースを、依頼人の元まで徒歩で届ける玄幡。そんな彼を、バイト中に見つけた未来。彼が運ぶアタッシュケースの中身が、東京一帯の電力を賄える一方で、ちょっとした衝撃で、えげつない大爆発を起こしてしまう代物だ、と知った未来は彼に同行する事を決める。そんな玄幡と未来の会話を聞いていたのが、マッドレックスの死に落ち込んでいるサンシーター。そのエネルギー体を強奪することを決めたサンシーターたちは、コイノボリーグルマーを生み出す。

コイノボリーグルマーの襲撃に焦る未来に対して、いつもの飄々さをまるで崩さない玄幡。アタッシュケースが、いつ落ちて、大爆発を起こすか、気が気じゃない反応を、未来とサンシーターたちが見せるってのが面白かったですね。そんな玄幡は、これまで、調達屋としてサポーターに徹し、人を成長させる事に楽しみを見い出していた。だからこそ、自分が何に対して本気になれるのか、それを知るために、この届け屋の仕事に立候補したのだと言う。玄幡の考えを聞き、更にやる気スイッチが入った未来。この単純さっつーか、頑張ろうとしている人を本気で支えたいって気持ちになれる未来の真っ直ぐさは美点だな。

まぁ、アタッシュケースの蓋を開けて見りゃ、中身は、特殊なエネルギー体なんかじゃなく、5月5日に因んでか、大量の柏餅だったわけで。実は、玄幡は、本物のエネルギー体が依頼人の元に辿り着くまで、ハシリヤンの目を引き付ける囮役に徹していたのだ。敵を騙すには見方から、の理屈で、未来はそれを聞かされていなかった訳だ。まぁ、もし、玄幡から事実を聞かされていたら、未来は妙な動きをして、サンシーター達を騙せなかっただろう。憤慨しつつも、巨大化したコイノボリーグルマーにそれをぶつけた事で発散されたのか、玄幡と未来の間の空気は悪くならなかったようで、ほっと一安心。それにしても、イターシャ、柏餅を買ったり、しれっと持ち帰っていたり、と甘いものがお好きなようだ。

 

仮面ライダーガッチャード

第34話「オンリーワン!すべての道はゴージャスに通ず」では、宝太郎とカグヤがスレ違いのピンチを乗り越える事でグッと乗り越えるストーリーになっていましたね。また、前回にも負けないくらい、変身がカオスでしたわ。

世界を滅亡させる技を使おうとするダークキバに対し、カグヤは仮面ライダーレジェンダリーレジェンドに変身。圧倒的な力でダークキバを圧倒する、さすが、伝説を超える伝説な最強フォーム。変身を解除したカグヤは、久方ぶりの再会となった宝太郎に声をかけるも、宝太郎の方はカグヤをすっかり忘れてしまっていた。その瞬間に見せたカグヤの表情は、実に可哀想でしたね。これまでも、ちょいちょい露呈してましたけど、やっぱり、宝太郎って、人の心を理解できてないトコがあるよな。

カグヤは、宝太郎の世界でも、カグヤらしさを失わない。とことん、ゴージャスに振る舞い、「ズキュンパイア」級のカリスマ性を発揮しているカグヤに振り回されてしまう宝太郎たちはヘトヘトになってしまう。しかし、敵は、そんな宝太郎たちの疲労っぷりなんか気にせず、襲ってくる。ファイヤーガッチャードを見て、以前よりもゴージャスになったな、とテンションを高めたカグヤは、ドライバーから「ホッパー1」と「スチームライナー」を引き抜き、勝手に、「クウガ」と「ファイズ」をセットし、エクシードマイティにフォームチェンジさせてしまう。しかも、自身は、「ホッパー1」を必殺技に使う始末。さすがのこれには、宝太郎もプリプリと頬を膨らませてしまう。しかし、そんな宝太郎の反応に、カグヤの方が不機嫌になってしまう。

カグヤが不機嫌になったのに「?」な宝太郎は、密かに事態を見守っていたバトラーから、カグヤがいつも以上にゴージャスな振る舞いをしていたのは、宝太郎が自分を忘れてしまっていた故に、今度は、忘れられないようにしたいからだ、と聞かされる。真相を知った宝太郎は、心底、反省する。何だかんだで、こういうトコはピュアだよな。一方で、ゴージャスの居所が悪いカグヤは、アークゼロに変身したサイゲツと戦闘。アークのラーニング能力によって、レジェンドの戦闘力を完全に理解したサイゲツはアークワンへ変身し、レジェンドを圧倒。一気に窮地に追い込まれてしまったレジェンドを救ったのは、アイアンガッチャードの鉄拳だった。

自分の短慮さを反省し、謝罪した宝太郎から、仲直りの握手を求められたカグヤは、それに応じようとしたが、アークワンが邪魔をする。友情のシェイクハンドを邪魔されちゃ、ガッチャード、レジェンドともに、そりゃ、お冠。後が無い為に必死に頑張るアークワンだけど、プラチナガッチャードとゼロツー相手じゃ、そら、勝てんわ。必殺キックをモロに喰らってもなお、その場から離脱したしぶとさは大したもんだけど、敵の首魁は容赦がない。謎のオブジェにサイゲツが変えられてしまうと、急に、カグヤの様子に異変が・・・果たして、この二人は無事に握手できるのだろうか。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする