『黒狗』の小屋

毎週、(金)に特撮作品の感想、(日)に漫画の感想を書いてます。

三大特撮感想(2024/7/14)

2024-07-19 19:12:35 | 日記

ウルトラマンニュージェネレーションスターズ

第19話「禁断の兵器!? 分裂!UPG」は、色々と考えさせられる内容になっていましたね。

前回、ようやく、セブンガーを強化するプランを思いついたユカ隊員。これまで上手く行かなかった事もあって、ユカ隊員のテンションは高まっているっつーか変な方向に暴走しちゃっている。そんなユカ隊員の努力を、心配そうに見ていたエディオムは、自分のセブンガーが最強になって、どんな敵が来ても倒せる、と意気込む、と彼女が言った事で、とあるデータを見せる決断をします。それが、ユカ隊員に大きなショックを与える事が解っていても見せなきゃいけない、と判断したんでしょうね。

エディオムがユカ隊員の頭を冷やさせるべく見せたデータ、それは、「ウルトラマンギンガS」でも1エピソード。端的に言っちゃうと、人は自分の信じる正義を貫き通そうとする時、どこまでも残酷になれ、自分の間違いに気付けないって感じですね。

今回、やらかしちゃっている神山長官。まぁ、彼も根っからの悪人って訳じゃないんでしょう。この手の組織に一人はいる、自分の中にある「正しさ」しか見ようとしない、頭でっかち、もしくは、視野狭窄なお偉いさん。大体、こういうタイプの上司が、自分の正義を力で押し通そうとすると碌な目にならないってのは、創作だけじゃなく、現実でもお約束。それは解り切っているはずなのに、どうして、この手のバカ上司はいなくならないのか・・・

まぁ、そこはさておき、強大すぎる力を持つ兵器を使う、その怖さを目の当たりにさせられた上に、エディオムから、このビクトリウム・キャノンが敵の手に落ち、凶悪な使い方をされた、と聞かされ、精神的なショックを受けちゃいます。何故、ユカ隊員が、ここまでショックを受けたのか、それは皆さんも知ってますよね。さて、ユカ隊員は、このショックを乗り越えて、セブンガーをどう強くするのか、考え直す事が出来ますかね?

 

爆上戦隊ブンブンジャー

バクアゲ20「イエスタディ椀スモア」は、女々しい男に呆れ、同時に、未来のド根性から来る強靭さに「おおっ」と心が震える展開でしたね。

今回のストーリーの中心は、第1話で未来にスパッとフラれてしまった元婚約者・ノリオ。ブンブンジャーになる事を、誰でもない、自分自身で決めた未来に別れを告げられた後、ニューヨークに一人で行ったのかと思ってたんだが、まさか、まだ、日本にいて、しかも、居酒屋で管を巻いているとは・・・この時点で、まず、情けないんだよな、コイツ。イイ男なら、自分の惚れた女が、やりたい事を見つけたなら、心から喜んでやるべきだろうに。それがなんだ、ブンブンジャーが未来を唆しただの、騙しているだの・・・ぶん殴りてぇ。

そんなダメンズたるノリオに優しく声をかけてやったのが、まさかのサンシーター。何だかんだで、金を稼がなきゃ食べるのにも困るから、この店で働いているのかな、と思ったが、後半で店主らしき人がロープで縛られた状態でいたし、多分、キャノンボーグの命令で、負の感情を持っている人間を、この店で探していたのかな。ともあれ、クズ野郎なキャノンボーグに目を付けられてしまったノリオは、オワングルマーをコントロールできるハンドルをプレゼントされる。

ノリオにコントロールされたオワングルマーは、彼の目的である未来をお椀の中に捕まえ、未来が人質に取られた事で全力で戦う訳にもいかなくなったブンブンジャーたちを過激に攻撃。そんな中、大也はオワングルマーが何者かに操られている、と気付き、仲間に戦いを任せ、操縦者を探しに向かう。ノリオを見つけると、そこには先斗がおり、ノリオにロックオンしていたもんだから、慌てて、間に割って入る。ノリオが、自分の勝手な理想を未来に押し付けている事を察した大也は、先斗も呆れるほどの説教をかます。けど、これは間違っていない。大也の言う通り、他人のハンドルを握ろうとしたら、自分のハンドル操作が疎かになるってのは当然の話だ。

自分が見た事も無い、正確に言えば、見ていたのに気付いていなかった未来の激しい気性を目の当たりにし、大きいショックを受けるノリオ。まぁ、ここで、自分が未来に自分の勝手な都合を押し付けていただけ、と気付けたのは、何だかんだで、彼が根っからのクズじゃないって証拠だな。彼は彼で、本当に、未来を愛していたんだろう。ちょっと、ズレが生じていて、そのズレを戻せないレベルまで放置してしまっただけで。しかし、戦いが終わった後、未来に会わず、日本を去るのはどうなんだろ・・・キャノンボーグに利用された形とは言え、あんだけの騒ぎを起こして、なおかつ、未来も迷惑(?)を被ったんだから、未来に一発、ぶん殴られるべきだったのでは?

 

仮面ライダーガッチャード

第44話「ディープな記憶が開くとき」は、まさかの加治木がメインになっていました。でも、よくよく考えてみると、これまで、加治木は宝太郎の友人としても、サブレギュラーとしても、良い働きをしている訳ですから、ここで、主役を張ったって不思議じゃないですわな。

オカルトに引き寄せられる体質なのか、これまで、幾度も、ケミー、マルガム、そして、仮面ライダーを目撃して、その度に記憶の書き換えをされてきた加治木。しかし、今回、いよいよ、その書き換えられたモノの下にあった、本当の記憶が心の表面に浮上してきてしまった。その理由は、失恋。どうやら、加治木に救われたものの、その時の記憶を、彼と同じく書き換えられている聖が距離を置きたい、そんなメールを送って来た事で、加治木の精神はグラついてしまっているようだ。

またしても、記憶が蘇りかけた加治木に、ミナトは再び、同じ術式を施すか、リスクは高いが完全に記憶を消してしまうか、迷う。宝太郎は、聖との縁を大切にしたいから、記憶を書き換えないでほしい、と意見を口にするも、スパナはケミーの掟を重んじ、記憶は完全に消してしまうのが一番だ、と頑なに自分を曲げない。教育者として、宝太郎とスパナの意見がどちらも正しい、と解るだけに、ミナトはどうしたものか、と頭を抱えたくなる。

そんな折、以前、りんねを狙った悪質ストーカーである狩谷が、ガエリヤによって、サブマリンマルガムに変貌させられる。クロトー曰く、マルガムになった者で、一切、改心していない悪人は、ケミーと融合させなくても、マルガムにさせられるらしい。サブマリンマルガムの潜行能力に苦しめられるも、レインボーガッチャードはヴェノムマリナーを召喚し、サブマリンマルガムを圧倒する。序盤で活躍していたフォームが、ここに来て、また活躍してくれるのは、実に嬉しい。しかし、クロトー、コントロールが出来ない力を抜いて貰ったのは良いけど、今度は、何か、カルト宗教にのめり込んだ人っぽくなっちまった。さすがに、アトロポスも心配しているけど、グリオンはアトロポスの事しか大切に思っていないので、クロトーがどうなろうと気にしないらしい。この辺りのズレが、グリオンの敗因になったりしてな。

とは言え、今回のメインは加治木。宝太郎によって、全ての記憶を取り戻した加治木は、聖の為に動こうとする。しかし、クロトーもまた動いていて、刑務所から矢吹を連れ去っていた。一方で、聖も、忘れていた記憶を取り戻し始めており、加治木と話をすべく、東京にやってくる。やっと、加治木と聖が再会できると思ったのも束の間、矢吹がジャングルマルガムに変貌してしまった。ガエリヤは、人間の中にある悪意を使ってマルガムを復活させられるらしいから、もしも、聖の中に、悪意とまではいかないものの、負の感情が、まだ残ってしまっていたら、ライデンジマルガムになる可能性はあるっちゃあるのか。でも、そうなったら、また、加治木が男を魅せてくれるだろう。さすがに、ライジンジマルガムに戦いを挑むってのはないかなぁ・・・

 

 


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