「トム・ヤム・クン！」 象、命！！！

でたー！トニー・ジャー！！
今日から封切りの映画も色々ある中で、観たのはこれ。
だって格闘技好きだもん。

前作「マッハ!!!!!!!!」ももちろん観ました。
（タイ版DVD持ってます（笑））
スタントなしですよ！あのムエタイの技、人間と思えません。
演じるトニー・ジャー君は、とっても可愛らしく謙虚な感じで
そこも非常によかったのです。

今回の「トム・ヤム・クン！」では　なんとオーストラリアの
シドニーでトニーが暴れまくります。
可愛がっていた小象とその父象をワルモノに誘拐された
青年カームは、愛する象を取り戻すべく　シドニーへ・・・

いやー、驚きました。
トニー・ジャー君、実家で象飼ってるらしいですよ。
あの象あしらいのうまさは　自然なものだったのですね。

私は象には２回乗ったことあります。
皮は硬くて　剛毛です。でもカワイイです。
ダンナはタイで象の鼻に巻かれて持ち上げてもらったことあるそうです。
（いいな～）
この映画の小象コーン君、とってもカワイイです。
頭の毛がぽわぽわしてます。
お父さんは牙が立派です！！
（そしてその立派な牙が役立つのです！）

この映画、冷静に考えると　ツッコミどころ満載だし、
なんでシドニー？？という疑問も非常に大きいのですが、
次々と繰り出されるアクションに、観ている方まで
力が入り、そんなことはどうでもよくなります。

今回は　倒しても倒しても出てくる敵に
グキッ！バキッ！！と関節技をかけまくりです。
やけに痛そうです。
もちろん、エルボーや、踵落とし、目の覚めるような飛び蹴りも！

カンフー、剣使い、プロレスラーのような巨漢
（「SPIRIT」に出てた人に似てるわーと思ったら同じ人でした）
などを相手に1人で戦うトニー。かっちょえー！！
中でも　実践的カポエィラとの対戦を観られたのは面白かった！
足技が華麗だわー。
（私、以前カポエィラに興味があって、習おうかと思ったくらいです。
シロウトさんのしか見たことないので、ダンスみたいなイメージでした）

そして、驚いたことにマフィアのボス、マダム・ローズは
ホンモノのミスター・レディだったのですね。
（この人は中国人だけど、タイのオカマさんの美しさは
「アタック・ナンバー・ハーフ」でもおなじみです。）

付け足しのラブストーリーに走らないストイックさも好きです。
いつまでもその素朴さと可愛らしさを維持してね、トニー君。

タイ映画、私も数多く観たわけではないけど、面白いです。
「快盗ブラック・タイガー」(2000年）も大好きです。
（キッチュでポップな　タイ製ウェスタン！）