目の中のリンゴ

20年ぶりにオペラ座熱が再燃!!

「ええもんひとつ」 山本兼一

2010年09月27日 | 読書
先日読んだ「千両花嫁」の続編。

「ええもんひとつ とびきり屋見立て帖」
(山本兼一 文藝春秋)

時は幕末。
騒乱の京都で骨董品を営む若夫婦、真之介とゆず。
ほんまもんの、高級品だけを扱う店ではないけれど
真之介の商売人の勘と度胸、
老舗骨董屋である実家で磨かれた
ゆずの目利きは確か。
2人でピンチを切り抜けてゆきます。

今回も、うまくいきすぎやろ!というくらい
うまくいってますが(笑)
香炉や李朝の壺といわれても
私はホンモノを観たことありません。
(美術館の展示品くらいか・・・)
でも、読んでいて目に浮かぶような気がするので
骨董品の素人にも面白い。

新選組でも、芹沢鴨を多く絡ませるあたり
面白いし、龍馬さんもますます忙しそう。

しかし・・・とびきり屋が恩義のある
桝屋喜右衛門って・・・古高俊太郎と書かれて
やっと思い出したわ。
ってことは、この先には悲劇が待ち受けているのだなぁ・・・。

このシリーズ、まだ続くんだろうか。
幕末ものは、だんだんと人が死んでいき、
辛くなってくるので、ドラマなんかも
観ていると気が滅入ってしまう。
真之介とゆずには、いつまでもほっこりさせて欲しい。
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